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マッサージ店集客例 僕が思わず揺らいだ新規客の集め方

ここ福岡でも広告やSNS、その辺を歩けば店の看板など至る所に「新規客を集めたい印」が溢れています。

ある日たまたま通ったマッサージ屋さん。どうやらマンションの上の方で、看板は一階の通り沿いに出ていました。(許可を取っていないのでさすがに画像は止めときます(笑))

僕がここで思わず揺らいだマンションの下に置いてあったブラックボードについてシェアします。

なお、本記事は僕が思わず揺らいでしまったあるサロンの「「ブラックボード」についての解説です。

記事下部に、サロン集客に関する関連記事のリンクを記載していますので、併せてご参考ください。

ブラックボードで集客

マッサージ店の集客に効果的な良いキャッチコピーとポップ

「今日も一日お疲れ様♪ 疲れも置いて帰ってね♡」

(バレるかな。。。)というキャッチコピーに「初回の方の料金は頂きません」と大きなポップ。

♪と♡マークに、女性のマッサージ師かな?と連想してしまう男心と初めての人は無料なんだ・・・という気軽さ。

マンションの上の方なので普段だと気づかない場所も、たて看板1つで30代の男性の足をピタッと止めてしまったパンチ力(笑)

その後に打ち合わせの電話さえかかって来なければ、そのまま入って行ったはず。(というか今度行ってみよう)

もしこの看板が○●式マッサージとかリンパどうとか説明と料金の記載だけだったら僕は目に入らなかったと思います。

つまり、今回の僕だけに限らず「お知らせ」程度のブラックボードでは多くの方がスルーしていることを理解しておいてください。

 

 

 

 

マッサージ
「今日も一日お疲れ様♪ 疲れも置いて帰ってね♡」

のコピーのターゲットが「僕らの様な疲れ切って帰宅する、女の子が好きな中年男性」だったら・・・・成功でしょう。

まぁ実際はそんなターゲットではないと思いますが・・・今回はただ可愛い文字とハートにつられただけですが、このオーナーさんが既存客のリストを洗いだし、且つ普段このマンションの前を通る性別、年齢層、時間帯などリサーチして生み出した看板なら、最高です♪多分違うと思いますが(笑)

ブラックボードをから集客する為には、それを見た方が「あ、私の事だ!」と反応してくれなければ意味がありません。

これじゃ客が反応しない!集客できないブラックボードの使い方

あなたの店で使用しているブラックボードが以下の様なら、早速書き直す事をおススメします。

・店の名前、メニューだけ記載している

・どんな方に良い店なのかを記載していない(ターゲットへの呼びかけがない)

・何がウリの店なのかわからない

・毎回内容が同じ

 

この様な内容であれば、「いくら綺麗に、可愛く書いていたとしても」それを見た方が実際に来店してくれる確率は低いでしょう。

本気で集客ツールとしてブラックボードを使うなら以下の記事を読んで、しっかりと計画を立てて書いてください。そうすることで、これまでよりぐっと来店率は上がります。

 

ブラックボード関連記事>>集客・売上を上げるブラックボードの書き方使い方

 

セールスコピーを書く際のヘッドラインや、今回の様に実店舗での看板設置ももちろん、見込み客のリサーチから始まり見込み客の悩みの煽り、問題解決の提示、データやお客様の声による信頼性などもちろん大切ですが、それを活かすにはやはり初回無料というビッグオファーだとあらためて感じ取れる出来事でした。

 

初回2000円オフの様なオファー<半額(50%オフと記載するより反応は高い)<無料 は説明する程の事ではありませんが、何より以下の事が重要です。

 

※初回無料とすることでまず来店してもらい、店のサービスの魅力を実感してもらう事と同時に繰り返し通う事でのメリットを実感してもらう事

 

後で調べてみましたが、大手ポータルサイトにこのサロンは登録していないようでした。

施術系サービス業の実際の施術コストはかなり低く、技術料が大半を占めていますので初回無料にしたところで見様見真似の広告を打つよりはロスは低いはずです。

各種マッサージサロン、美容院、飲食店など様々な業種で「ブラックボード」を集客ツールとして利用している方をよく見かけますが、その効果はいかがでしょうか?

ブラックボードに限りませんが、まず「何のためにやっているのか?」を常に頭に置き、試して、検証し、その後どうしているかが問題です。

いろんなことにチャレンジするという積極性は素晴らしい事です。ですが、肝心なのはその後どう改善し、実際の売上に繋げていくか。これを忘れてただの「作業」となっている方は特に注意する事を強くオススメします。

また、すでにブラックボードを用いている方で次の様な場合は反応は低いと言い切れます。

 

オファー(特典)が中途半端

新規客が欲しいと思いつつも、利益もそこそこ欲しい。この考えがより集客力を自ら低下させてしまう原因です。

店舗利益

この図のように、新規客の獲得にはコストが多くかかりますが、それがリピート客、顧客、VIP客とお客様が成長する事で店の売上も徐々に向上します。

商売なので気持ちはわかりますが、その「こっちもあっちも」といった振るに振り切れない中途半端さが中途半端な集客に結びつきます。

初回から利益を取ろうと思わず、2回、3回とリピートしていただくことで利益を積み重ねていく。

そして、オファーが見込み客から新規客へと変わらせてくれたと思って試して見ていただきたい。

それとCPAやCPO、LTVも一度算出してみて下さい。ザクッとしている所は、こう言ったことを数値化すると問題や強みなどが浮かび上がってきます。

今回は「初回割引」を中心にした新規客の獲得について解説していきましたがいかがでしたか?

マッサージや美容サロン、美容室など技術料が多く含まれている売り上げの業種はこの方法が近道だと思います。

他の記事で紹介したある1つのサービスを一定期間無料にすることで新規客に短期間でリピートしてもらう仕組みを作り、その間にコミュニケーションと来店する事に慣れてもらった方法も参考にしてみてください。

この「初回割引」が必ず良いとは言いません。あくまでも数多くある施策の1つです。店の条件、立地、ターゲット層など状況に応じて異なる施策がたくさんありますので、「試す」だけではなく必ず「検証」して「改善」するまでしっかりとサイクルを作って行いましょう。

 

 

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