マーケティング戦術

飲食店の月額制(定額)サービス例と美容院での応用サービス

昨年から特によく耳にする事が増えてきたのではないでしょうか。

聞き慣れないような言葉であって、実は身の回りですでに様々な事で触れています。

サブスクリプションとは

サブスクリプションそもそもの意味は「(予約)購読」や「寄付」という様な意味を持ちますが、ビジネスの世界では「継続課金制」や「定額制」などを意味するといってよいのではないでしょうか。

私も含め、世の中には様々なこのサブスクリプションビジネスはすでに存在し、活用している。

例えば雑誌などの定期購読もそうだし、ここ数年でよく見るオンラインサロンだってそう。

そんなサブスクリプションビジネスを近年では飲食店でも取り入れているのが興味深いですね。

サブスクリプションを取り入れた飲食店

昨年では東京を中心に展開しているラーメン屋「野郎ラーメン」のサービス「1日一杯野郎ラーメン生活」。

月額8600円で31日間有効のパスポートを購入すると定番のラーメンを1日一杯食べられるというもの。(18~38歳対象)期間マックスで利用すると27,280円分が月額8600円で利用できるというサービスです。

また、他にも東京自由が丘の「ALPH BETA COFFEE CLUB」の月額7600円で400円から500円のコーヒーが飲み放題になったり、8月の横浜ポルタ店、10月に池袋東武店に続き、11月には京都に2店舗がオープンした「HANDEL’S CAFE」もこのサブスクリプション型の店舗です。

サブスクリプション型ビジネスのポイント

集客のポイント

このサブスクリプション型のビジネスモデルのポイントとしては「いかにユーザーがお得感を感じ続けられるか」ではないでしょうか。

一方、ユーザーがお得感を感じ続ける事が出来なければ次回も継続するというまでは至らないのは目に見えていますが・・・。

メリット、デメリットの双方がありますが、あなたの商品やサービスにうまく取り入れる事が出来れば、これまで苦戦していた顧客の囲い込みのいち手段として活用できるのではないでしょうか。

個人的な意見としては、あなたの商品やサービスの核となるモノにこのサブスクリプション型を取り入れるのではなく、あくまでも一つの商品やサービスに採用する事により低リスク且つ効果的なのではと思います。

 

サブスクリプション型ビジネスを応用した事例

美容院集客対策アイディア

実際、弊社のクライアントの一部の方にもこの方法を取り入れ、うまく顧客の囲い込みを行っている方もいます。

美容院の新規客からリピートし定着してもらう方法」の記事でも紹介した事例で、これを採用している美容院。

ここでは、最初に新規客にリピートしてもらう為に行っていた「トリートメント」の施策。初回来店から1か月間何度でもトリートメントを無料で受ける事が出来るというサービスを行い、まず新規客から定着客に引き上げる為の施策として活用していました。

すでにこの記事を読んだ方には説明するまでもないですが「来店するきっかけ」を「短期間に増やす」事で、お客さんに「来店しやすさ」を与え、且つ実際「コミュニケーションの回数を増やして定着する確率」を上げる事を目的とします。

サブスクリプションビジネスの発想をサービスの一部に落とし込む

これまでこの美容院はトリートメントを「定着してもらう為の手段」としてのサービスを「既存客の満足度と絶えず来店してもらう為の手段」としても利用を開始しました。

この施策のメリット

トリートメントのメニューを月額定額制にすることで、既存客にも短期間に複数来店する仕組みが得られ、離脱率の低下を改善する事が出来ました。

その結果、これまで行っていた2回目来店、3回目来店での割引サービスを使わなくとも、プロパーでの来店率が上がり、後には初回の割引サービスとバースデー特典などのイベント以外はすべてプロパーでの販売で通用するようになりました。

この様に必ずしもすべてを活用するのではなく、一部を切り取ってアレンジするだけでも充分売上アップの施策として通用するケースも少なくはありません。

いかに価格を落とさず、リピートしてもらうか。冒頭で挙げたサブスクリプション型も良いですが、「アレンジしてあなたのビジネスに当てはめる」事も充分魅力的な施策だと思いますよ。ご参考下さい。

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