新規客を50人増やしたいと目標を掲げそれに向かって日々奮闘しているにも変わらず、なかなか目標を達成することができないどころか、目標に対して全く届いていない状況が続いている方に再確認してほしい、新規客を集客できない方の共通点について解説していきます。
これまで様々なジャンルのサービスを展開しているクライアント、お問い合わせを頂いた方に対してヒアリングを繰り返していくと、目標を立て、別にサボっているわけではないものも、目標に対して全く届いてない状況が続いている方には、いくつかの共通点が存在します。
①やりっぱなしな状態になっている
大半の方は目標に対して、いくつかの手立てを立てるまでは行いますが、肝心なその手立てが、手段だけに留まっている方は多く見られます。
例えば新規客を毎月50人増やしたいという目標に対し、具体的にどのような施策を取り入れるのか。
新規客を集めるための方法として、近隣エリアにチラシをポスティングすることを手立てとして取り入れたとしましょう。
よくある目標の未達成の原因として、手立てを考えて実行に移し、それで終わっているママになっていることです。
これでは単なる目標に対してやっているつもりの状態です。
せっかくチラシのデザイン料や印刷代、ポスティングにかかる費用など経費がかかっているにもかかわらず、チラシによってどれぐらいの反響があったのかを事細かく数値化して把握することが大切です。
これらを回避するためには、手当に対して可視化できる数値を定めていきましょう。
さらに、その数値に対してどのような原因がその結果にもたらしているのかを把握することも怠ってはいけません。
原因を追求し、検証して問題解決のための改善を繰り返すことで、たとえチラシだけの一つの集客方法であっても、あなたの武器の一つとなるでしょう。
また、デザイン、特典、配布エリアなど複数の条件を比較し、あなたのサービスにとってより効果的な条件を見いだすことも大切です。
②結果に対しての原因を追求していない
①のやりっぱなしな状態に付随しますが、結果に対しての原因を追求してない状態も、いつまでたっても成長しない原因につながります。
ここで先述したように複数の条件でチラシを配布したこととします。
それぞれのチラシに対しての反響率を把握することは大切ですが、その後、なぜこのチラシで50人集客することができなかったのか原因を追求して行きます。
- デザイン全体が影響したのか
- チラシ内の特典が影響したのか
- 配布した枚数が影響したのか
- 配布したエリアが影響したのか
などそれぞれのチラシに対して原因を様々な角度で検証していきます。
この文章だけ見てみると、当たり前のことを言っていますが、この当たり前なことができていない方が多く見られます。
結果に対して「なぜ」「どうしたら」と考えることをクセづけ、今回のチラシによる集客だけでなく、何か行動を起こしたら、それに対してなぜ、どうしたらといった原因追求と結果に対しての行動を起こしましょう。
③トレンドや情報だけに振り回され本質を理解していない
今度はInstagramでの集客が良い
この言葉を聞いてどれだけの人が Instagram のアカウントを作り、Instagramを用いて集客を試みたことでしょう。
もちろん Instagramは、立派なマーケティングの施策のひとつです。
しかし勘違いして欲しくないのは、 Instagram自体は立派なマーケティングの施策であるものも、 ただやるだけでは単なる時間と労力の無駄ということです。
Instagram に限らず、集客含め、マーケティングは、 最初に内部外部の分析、目的、目標、ターゲット、提供するコンテンツ、検証や改善のタイミングなど、事前に計画することから始めます。
しかしこの基本的なマーケティングの本質を理解していない方の大半は、ただ Instagram を取り入れ、運営することで集客ができると勘違いしている方を多く見ます。
これでは先述したやりっぱなしと大して変わりません。
④見切りをつけていない
例に挙げたInstagramだけでなく、数ある集客方法の中でも、業種や様々な原因で適していいない場合もあります。
- ターゲット
- 属性
- エリア
- サービス内容
- 立地条件
- マーケティングに費やすことができる人数や時間
など。
試してみることは良いことですが、ある程度の検証を行った後は続行するかしないかの線引きをすることも大切です。
マーケティングに携わる人数や費やす時間によっては、数多くの施策を取り入れすぎることで、それぞれが手薄になる場合もあるため、例えその中に効果的なマーケティング施策があったとしても、最大限に発揮できません。
例えば、このマーケティングジムのFacebookページです。
数年前に開設し、一時はこまめに運営していましたが、今ではブログを更新した際のお知らせとしてしか活用していません。
僕の場合、このFacebookページでのマーケティングからは身を引き、それよりも効果的であるWEB広告やブログのコンテンツ作成、メルマガに注力することで、売上を伸ばしています。
アカウントを削除しようとも考えましたが、Facebookページのアカウントがないと不便なこともあるため、「ただ生かしている」状態にとどめています。
複数の施策を取り入れることで、得られるものもありますが、「絞り込むことで注力して伸ばす」ことも、状況によっては大切ですよ。
あなたの行動の癖を把握して最適化しよう
24時間、限られた時間の中で、いかにあなたのビジネスが反映するために注ぐ労力を最大限に活かすために、まずはあなたの行動の癖を理解することから始めましょう。
また、パートナーシップや外注して、効率化を図ることも1つの解決策と言えます。
あれも、これもとやらなければいけないことは多いと思いますが、「効率」を考えての行動も大切です。