ここ10年でみても目まぐるしく状況が変わるアパレル業界。
大手アパレル企業であってもブランドの縮小を余儀なくされる時代です。
現在、あなたの店ではどのようにして顧客・リピーター作りをしていますか?
ここではレディースアパレルにおいてこの時代だからこそうまく活用し顧客・リピーターを増やす方法をシェアしていきます。
インスタグラムなどのSNSが普及している時代だからこそ逆を突く!原点に戻ったアパレルの顧客・リピーターを増やす方法
現在では、MAツールやメールマガスタンド、LINE公式アカウント、ステップLINEなど様々なツールがありますが、使いこなせていますか?そしてしっかりとお客様を集めることができていますか?
本記事は、「あえてアナログ」でのアプローチを試みた事例です。
複数社のクライアント様が取り入れてテストしましたが、思った以上の反応が見られました。
ありきたりの方法やマンネリで顧客が反応してくれないとお困りの方は、ぜひ試してみてください。
無くては話にならないアパレルの顧客リスト(名簿)
まずはリスト。もしあなたが顧客リストを持っていないなら、すぐにこのページを閉じてもらって構いません。
アパレルに限らず美容院、ネイルサロン 、カイロプラクティック、エステサロンなど、あなたのビジネスにおいてリストがないのは致命的です。
なければお客様にアプローチする手段がなく、一切コミュニケーションが取れないので、マーケティングを行う事が出来ません。
また、自信のある品揃え、接客力で充分だとお思いであれば、まずこのページを見る機会はないでしょう。
モノと情報が溢れるこの時代だからこそ顧客リストは必須です。
では、この顧客リストを使い、どのようにして顧客・リピーターを増やすか。
オフラインDM(手紙・ハガキ)でアプローチする
ここでリストがあるのにメールでアプローチをしないのかとあなたは疑問に思う事でしょう。
確かにメールは便利なものです。コストもかからずスピーディーにアプローチが取れるメリットもあります。
ですが、現代において何でもスマホで情報を得る事が出来る反面、どのアパレルからもアプローチされ、お客様側からしてみれば少々ウンザリ気味。
更にメルマガも埋もれがちなのはあなたも薄々感じているでしょう。
そこで原点に戻り、あえてオフラインである封書やハガキを使ってアプローチします。
コストはかかりますがオフラインの方がかえって新鮮且つ人間味のあるアプローチが出来るものです。
手紙・ハガキでアプローチするコツ
オフラインでアプローチする際のコツとして、「セールスは一切しない」事です。
つまりオフラインでのアプローチは「ニュースレター」の役割だけに徹底する事。
手書きであれば尚良いでしょう。
ただただあなたの店の存在、サービスを知ってもらう、記憶してもらうツールとして活用するのみ。イメージで言うとラブレターみたいなものです。
これまで行っていたセールス等はいつ、どこでするのか?
恐らく、あなたの店では何かしらイベントや新作などのセールスのお知らせをしていると思います。このセールス時のみ「メール」でアプローチするのです。
セールスでのアプローチ回数を極端に減らす事であなたが本当に来店して欲しい時に効果を発揮します。
「あの店はいつも手紙が来るのに今回は珍しくメールだ」と思って貰えるのがポイントです。
その他のツールの使い方
あなたがアパレルであれば、ブログとInstagramのアカウントは持っている事だと思います。
アパレルにおいて効果的なブログの使い方
まず、あなたが今書いているブログの内容はどの様なものでしょうか?
恐らく「こんなアイテムが入荷しました」「オススメです」の新作の紹介ブログになっている事でしょう。だからこうしていま「顧客・リピーターを増やす方法」を検索しているわけです。
つまり今までのあなたのブログは集客、リピート対策としてほぼ機能していないのが現状です。ブログというツールでもセールスをしまくるからこそ効果が減少します。
お客様はあなたのセールスが欲しくてブログを読んでいるのでは無いという事をしっかり理解してください。
ポイントはあくまでもお客様の欲しい、知りたい情報を発信する事です。
実際あなたが思っている程お客様は「知らない、わからない」が多いものです。
あなたが当たり前にコーディネートする事も、お客様にとっては当たり前とは限りません。コーディネートやその際のアイテム選びからバランスの取り方などポイントを伝えるツールとしてブログを使いましょう。
アパレルにおいて効果的なInstagramの使い方
ファッション関連ではとくに強いInstagram。
Instagramでは、1つの商品をアップするのではなく、ひたすら「コーディネート」をアップし、あなたのInstagram=コーディネート集とし、一貫性を持たせる事が大切です。
もちろん関連性のあるハッシュタグ、見込み客が見そうなハッシュタグ、アイテム名のハッシュタグ、位置情報を付けるのは言うまでもありませんね。
ここでも「セールス」は一切せず、あなたの店のアイテムを使いコーディネートの仕方を提案するのがポイントです。
まとめ
最後まで読んだあなたはもうお気付きでしょう。手紙やハガキのオフライン、ブログやInstagramなどのオンラインに至るまで「セールスをしない」。シンプルな事ですがついやってしまいがちなセールス。これを極端に減らす事で、徐々に増えるあなたのファン。
結果、顧客・リピーターが増える仕組みの土台となります。