2016年2月に発表された世界でのインスタグラム人口は4億人、ツイッターの世界人口3.2億人を超えています。
個人的に興味深いのはインドネシア。1800万人のインスタグラム利用者がいるようです。対人口比率で言うと26%。ちなみに日本は730万人、人口比率6%です。
フォロワーが1万人いても売り上げが「0円」なんて事があるとご存知ですか?
Instagramで集客できていない現状
経営している方でも多くの方がインスタグラムをやっていると思いますが、実際の集客効果はいかがでしょう。こちらから発信する事ももちろん良いことですが、ただおいしそうなメニューや商品を並べていても、カットのアフターを並べてみても現在のインスタユーザーにはなかなか響きませんよね?
巷ではフォロワーを自動で集める機能があるアプリなんてものもありますが・・・・。
例えそれを使って1万、5万とフォロワーを集めても、あなたの店の売上と直結できるとは限りません。
確かに「フォロワー」という数字は増やす事が出来ても、それがきちんとあなたの店の「見込み客」となるでしょうか。
「インスタグラムで集客しよう」ここまでのアクションは良いですが、いつの間にか「フォロワーを増やす事」に必死で目標がずれてきていませんか?
フォロワーがたくさんいるのに・・・・今月も月末の支払いに追われる、なんて事は絶対に避けたいものです。
インスタグラムを使って集客し、売上を上げるという目的
あなたの本来の目的はズバリこれのはずです。
いつの間にか目的がずれ、「フォロワー」と「いいね」欲しさにせっせと画像をアップする。いったんその手を止め、あなたの行動と、それまでに集めたフォロワーがどれくらい売上という実績に結びついているか把握し、現在の行動を見直す事をオススメします。
あなたならどんな画像がアップされたら「いいね」と押すか?
そもそもの問題はその奥。いいねだけでなく、「いいね、今度行ってみよう」とまでユーザーを思わせなければいけませんよね。
Instagramで集客するための投稿のコツ
それではインスタグラムで見込み客を集客するにはどうすればよいのでしょうか。
いくつか参考にすべきアカウントを紹介し提案すので、ご覧ください。
飲食店集客をする為に「インスタ映えするメニュー」を用意する
とにかく印象に残る、つい撮りたくなるメニューを用意する事です。
例えば、ここ福岡では警固のIZAKAYA 芥さん
IZAKAYA 芥さんの食べログより
ニューヨークのレストランをイメージして作られたというもはや居酒屋とは言い難い店内。
画像のように居酒屋では必ずと言ってよい程あるメニュー「刺し盛」でもこのオシャレさ。
その他のメニューもすべて、思わず写真を撮りたくなる様なオシャレでワクワクするような、見た目だけでも楽しめるメニューを提供しています。
上人橋通りという繁華街とは少し離れた場所の建物の2階であってもいつもお客様で賑わっている話題の店です。
実際僕もインスタグラムでこの店の存在を知り、女友達を誘って芥さんへ行ってみましたが・・・・店内には女性客だらけ。メニューがテーブルに着くや否や携帯でパシャパシャと撮っていました。
各々撮ってインスタグラムにアップし、それを見て来店するといった仕組みの典型的な例ですね。
また最近では鎌倉に本店を構える「PALETAS」さんも非常に良い例だと思います。
ここではインスタグラムにアップされる前提ですべての商品を企画しているそうです。
とにかく〇〇な画像
ラーメン二郎さんより
喫茶アメリカンさんより
とにかく「ボリュームがある」と言うメニューも見た目にパンチがありつい写真を撮ってしまいますね。
その他とにかく「辛そう」なんかも簡単な方ではないでしょうか。個人的に撮った画像含め、元々はインスタ映えするように企画された商品ではなく、自然にそういうポジションになった例です。
参考にしたい飲食店のInstagramアカウント
その他、飲食店のInstagramで参考にしておきたいアカウントも合せてご紹介します。
三原豆腐店
佐賀に拠点を置く豆腐の製造会社が営む飲食店の三原豆腐店は福岡市西中洲という繁華街のエリアの中でも少し奥まったところに、展開しています。
自家製の豆腐を使った数々の料理は県外からめがけてくるお客様も多い、予約必須の人気店です。
飲食店ならではのイベントや書道教室など顧客とのコミュニティーもしっかりとしていますので参考になるインスタグラムの運用例です。
三原豆腐店さんのInstagramのアカウントはこちら:https://www.instagram.com/mihara102/?hl=ja
照寿司
北九州に店を構える照寿司さん。三代目店主の方からこの様にInstagramを運用しているのですが、もうこのレベルでは単なる寿司屋さんとは言えませんね。パフォーマンス、エンターテイメント性の強い個性的な店です。
九州各地ではなく、全国にファンと顧客を持つ人気店です。
照寿司さんのInstagramのアカウントはこちら:https://www.instagram.com/teruzushi?hl=ja
一方プッシュ型では・・・
アパレルショップがInstagramで集客するコツ
白をブランドカラーにシンプルなアイテムを展開するアパレルショップ
レディースを中心にsironeオリジナルのブランドを企画、製造、販売しています。
こちらのインスタグラムでは商品の着用画像(コーディネート)を中心にアップされていますが、パッと見ただけでも思わず「オシャレ」と感じる画像だらけです。
https://www.instagram.com/p/BgvgM64HSXe/?taken-by=sirone_note
大阪のセレクトショップ。大西君といういわばカリスマ店員が所属しているこのSTRATOさん。
オリジナルブランド、国内ブランドを中心に展開しているセレクトショップです。
ウェブストア、SNS共に画像はコーディネートと雰囲気で推すキレイに撮られた画像がアップされています。
STORATOさんの場合はInstagramはあくまでもウェブストアへの集客の導線として運用している様です。
アパレルのウェブ業界でも注目されているショップの一つです。
https://www.instagram.com/p/BhJryT0hEwa/?taken-by=strato_saro
ここの2社の共通点は「シンプル」。ミニマムにまで削り落とし、とにかく綺麗な画像が特徴です。
とにかくつい撮ってしまうカワイイもの、とにかく〇〇なもの、雰囲気でオシャレなものなどは画像を見た瞬間に「いいね」を推したくなりますし、気になってそのアカウントを覗いてしまうもの。
「行ってみたい」思い、見込み客側から店頭やウェブストアに足を運びます。
僕の個人的に好きな「食べもの」と「ファッション」に偏ってしまいましたが、その他のジャンルで言えばどうでしょう。
美容院やネイルサロン、ヨガ、マッサージ系のインスタグラム集客
美容院やネイルサロンで言えば、商品は施術後の完成画像。ビフォーアフターなどの画像や様々なデザインのネイルの画像がフィードにずらりっっっといった状態についなってしまいませんか?
もちろんそれを見て「行ってみよう」と思う見込み客もいると思いますが、一定以上の同じような(実際は異なっていても)画像がいつもアップされているとつい見込み客側に「飽き」が出てしまいがち。
そこで完成画像の他に特に効果的なポイントがあります。
施術やスタイリングを動画でアップする
こちらは現クライアントさんで検証し、これを取り入れることで実際に新規客の来店に繋がった事例です。
これまでご相談いただいたクライアントさん(当時はまだご契約頂く前のご相談者さん含む)のインスタグラムを拝見させて頂いたところ、いわゆるいろいろなアカウントでよく見るスタイリングや施術のビフォーアフターの画像がずらりっっ。
そこで、美容院のクライアントさんにはカット後、実際鏡越しにお客様とコミュニケーションを取ったりスタイリングの仕方を説明やポイントを解説しながらやり取りしている動画をこれまでのものに加えてアップしていきました。
また、ネイルサロンのクライアントさんには、実際の施術中の動画や爪のや手のケア方法を、ヨガのクライアントさんにはワンポイントレッスンを、マッサージ系クライアントさんにはご自宅で自分で出来るマッサージをそれぞれアップして頂いたところ、実際フォロワーやいいねの数、それを見て来店者が増加したという結果が出ました。
これまでの画像に加え、実際の施術の雰囲気や自分で出来る方法などの「見込み客が見て良かった、得をした」と言うような動画を時々差し込む事でこれまでのインスタグラムによる集客効果はぐっと増します。
インスタグラムのユーザーはこれまで様々な画像や動画を見て「目が肥えています」。よく見るようなものばかりではなく実際あなたの見込み客が「得をする」情報を発信し行きましょう。
参考になるinstagramアカウント
クライアントのアカウントはクライアントの保護のため伏せさせて頂きますが、他社さんで上手なところを少しだけ紹介します。
動画などもうまく使ったアカウントが多いので、とても参考になるアカウントです。
https://www.instagram.com/p/BduxZGFnvc5/?taken-by=emi_yoga
ハッシュタグのリサーチ
あなたのサービスが関連するインスタグラムのハッシュタグは徹底的にリサーチしましょう。
まずはビッグキーワードから、ミドル、スモールと落とし込み、更にすでに使っているあなたのサービスのハッシュタグもこれを機にもう一度見直してみましょう。
ハッシュタグのない投稿は、大海原に浮かぶ孤島の様なものです。
どの様なハッシュタグから流入するかは常にテストを続ける事が大切です。
インスタグラムのハッシュタグをフォローする
2017年12月12日(米国時間)には、インスタグラムの新機能として、ハッシュタグをフォロー出来るようになりました。これでユーザーが興味のあるハッシュタグがより明確になり、新たなアプローチも出来るようになります。見込み客の掘り起こしにも役立ちそうですね。
意外と知らないあなたのインスタグラムのアカウントの存在
インスタグラムに限らず、SNSやホームページ、ブログなど、あなたは既存客、新規客に対してどの様に存在を知らせていますか?
インスタグラムやSNSをやっているというお知らせだけにとどまらずショップカードとは別にインスタグラムのカードを作成し直接手渡しした方がフォローしてくれる確率もグッと上がりますのでお試しください。
インスタグラム運用のコツ
インスタグラムを利用して集客し、コンバージョン(来店や購入)に至るまでのコツとして、「常に同じアングルにする」「特定のリズムで記事をアップする」など何かアップする記事の統一感を持たせることです。
また、注意点としては先程挙げた例の様に、ネイルサロンや美容院に多いネイルや完成したスタイリングなどですが、統一性を持たせたアカウントの運用だけでコンバージョンまで至らないケースがあります。
まず、これまでの方法やコツをふまえて運用し、それがコンバージョンに至らない場合は改良するなど、一方的な運用ではなく1ヵ月や半年と言わずどんな画像、ハッシュタグ、アップする時間帯で、どの様に変化したかなどしっかり統計をとり把握しましょう。そして自己満足にならぬようPDCAサイクルを回してしっかり運用していくことが重要です。
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