Instagramを個人で楽しむSNSツールして、またビジネスおけるマーケティングツールとして利用している中で「Instagramのリーチが急に減った」と感じている方は他にいませんか?
- これまで順調に伸ばしてきたInstagramのリーチがある日急に減った
- 発見タブ(おすすめ投稿)に載りにくくなった
- Instagramの表示のフィードの表示が前と変わったような気がしている
このように感じているあなたにおくる、Instagramのリーチや表示回数が急に減った原因と、行うべき対策方法について解説していきます。
Instagramのリーチや表示回数が減ったのはアルゴリズムの変更によるもの
あなたのInstagramアカウントのリーチや表示回数が急に減った原因はInstagramのアルゴリズムが変わり、その影響を受けたことによるものです。
ターゲットに対して「問題、悩みの解決やより豊かな生活を送れるようにする有益なコンテンツを提供する」
コンテンツマーケティングにおいて、この本質は変わりませんが・・・。
アルゴリズムの変更は何も珍しいことではありません。これまでのInstagramはもちろん、Facebook、X(旧Twitter)、TikTokといったSNS、GoogleやYahoo!(Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを採用)、Bingに至るまで不定期でアルゴリズムは変更されています。
Instagramでは2023年から順次新たなアルゴリズムが採用され、2023年後半から日本でも本格的に導入されたため、2024年になって「ある日突然リーチが減った」「表示回数や表示内容が変わった」とユーザーが敏感に感じているわけです。
現在のInstagramのアルゴリズムに関しましては、下記関連記事を読んで参考にしてください。
参照元:Instagram公式ブログ より
新しいInstagramのアルゴリズム導入の背景
上記記事にもあるように、Instagramのユーザーの【投稿や投稿者、利用者のあらゆる情報】いわゆるシグナルを考慮し、アルゴリズム通じてを投稿のランク付けを行い、Instagram側は優先的に表示する、しないを判断しています。
インターネット上では年々、情報過多となった現代環境に加え、テクノロジーの発展や時代の変化と共に私たち消費者の行動や心理も変化しています。
実際に、Instagramを長い間利用しているあなたは昔と比べてこのように変化していませんか?
昔はフィード投稿(静止画)をよく見ていたが、現在では動画の方がよく見る(画像だけよりも短い動画の方が良いと感じる)
数年前と比べ、あなたと同じように、その他のInstagramユーザーも多くの時間を「ストーリーズやリール、DM」で過ごしています。
※日本国内では友達とのコミュニケーション(連絡)手段としてLINEを挙げる比率がまだまだ高いですが、DMを利用するユーザーも年々増えています。また、海外ではSNSのDMを利用する比率は日本よりも高い傾向にある国も多くあります。
Instagramはミッションとして「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」と掲げており、Instagram内で年々変化するユーザーの行動に応じて「ユーザーの大切な人や大好きなことと、あなたを近づけるため」に、アップデートとされた新しいアルゴリズムの導入に至ります。
Instagram内での重要度が変わった!最重要はなんと【DM】
Instagramの新しいアルゴリズムの導入に伴い、ひと昔前まで重要視されていたフィード投稿は優先順位を大きく下げ、現在では以下の順で重要とされています。
※InstagramのAdam Mosseri(アダム・モッセーリ)氏もあるインタビュー内でもそう提言しています。
- DM
- ストーリーズ
- リール動画
- フィード投稿
このことからもわかるように、いかに投稿者とその他の利用者との蜜な関係性が重要だということがわかります。
実際にあなたも感じているように、DMでやり取りしたフォロワーの投稿は特によく見かけるようになっているはずです。
Instagram内でのフィードの上位はコニュニケーションを取っているユーザーの投稿が多く表示され、数個の投稿の間に広告、そして投稿、広告と続いており、自分がInstagram内で取ったインタラクション(いいねやコメント、シェア、保存)や閲覧したアカウント、類似ジャンルのアカウントの投稿が表示されるようになっています。
「急にInstagramのリーチが減った」のはアルゴリズムの変更により、コニュニケーションを取っていないユーザーにはあなたの投稿が表示されにくくなったためです。
最新のInstagram攻略はフォロワーとの密な関係性を持つことがキーとなる
これからのInstagram攻略は以下が大切になります。
【今後のInstagram市場はよりコミュニティベースの情報発信者のアカウントがより効率的に伸びる傾向が強くなる】
これまで同様に、ユーザーにとって有益な情報を発信しつつ、Instagramの新しいアルゴリズムと考慮されるシグナルを理解し、重要視される重要度を踏まえながら、フォロワーとの密な関係性を築き上げることが重要
これからのInstagramでも伸び続けるために行うべき対策例
これからInstagramを始める方、現在Instagramマーケティングを行ってる方がこれからももっと高く舞えるようにすべく対策例を紹介します。
①磨き上げたアカウント設計
まずは、Instagramの運用にはアカウント設計が必須です。
特に不明確なコンセプト、目的、目標、ターゲットのアカウント運用は、何にも特化できず、Instagram側もあなたがどんなジャンルのアカウントなのかも認知できません。
Instagramのアカウント設計に関しては別記事をご参照ください。
②ストーリーズの活用
現在でもストーリーズを活用している方も少なくはないと思いますが、より意識した活用が必要です。
ストーリーズの機能をもう一度思い出してみてください。
あなたのストーリーズに対して、フォロワーがコメントした場合、そのコメントはどこで表示されますか?
そう「DM」です。Instagramが重要視するとしているDMを自動的に使うことになります。
このDMでやり取りは、そのフォロワーとのコニュニケーションの1つとなります。
③コミュニティが形成されるような話題作り
これまでは、あなたのアカウント設計に基づいた内容をストーリーズで投稿していたと思います。
コンセプトとは異なる投稿はすべきではないと意識している方もいることでしょう。
しかし、そもそもInstagramのストーリーズは何のための機能なのかをあらためて考えてみてください。
Instagramのストーリーズは【日常の出来事をシェアし、気になる人や興味があることをより近くに感じられる機能】です。
あなたの日常や趣味、思考、人柄がわかるコンテンツを配信することで、それらが表示されるストーリーズを通じてユーザーとの間に共感や学び、内容によってはディスカッションが生まれます。
ストーリーズ投稿を通じて、自然にフォロワーとのコミュニケーションを図る環境を作ることができます。
ストーリーズにはどんな内容を投稿する?簡単な例
自分のアカウント設計で定めたこと以外に、どんな内容を投稿すればよいだろうと悩む方もいるでしょう。
これを投稿すべきというわけではなく、あくまでも例として捉えてください。
- ライフイベントに関すること(進学/就職/同居/別居/結婚/離婚など)
- ライフスタイルに関すること(ファッション/趣味/こだわり/習慣/日々のルーティンなど)
- お金に関すること(収入/老後のための貯蓄/資産運用/保険/節約/お金の使い道など)
Instagramの運用の本質は忘れるべからず
GoogleのSEO対策しかり、GoogleビジネスプロフィールのローカルSEO対策(MEO対策)しかり、今回のInstagramしかり。
私たちはInstagramというSNSを通じて、ターゲットとなるユーザーに対して、有益なコンテンツを提供し役に立つことが最大の目的であり、決してInstagramやそのアルゴリズムに気に入られることが目的ではありません。
アルゴリズムやシグナルというワードを強調して利用したため、中には誤解を招いてしまった可能性もありますね。
本質を見失うことなく、あなたのInstagram運用がうまくいくことを願っています。