マーケティング

LINE公式アカウントを活用した居酒屋の集客イベントアイディア事例

飲食店の集客方法には、グルメ系ポータルサイトへの掲載やGoogleビジネスプロフィールによるGoogle検索からの集客、InstagramやTik Tok、X(旧Twitter)などのSNS集客、チラシなどのオフライン集客など数多くあります。

今回は既存の来店客に対してLINE公式アカウントの登録者(お友だち追加)を集めた佐賀県の居酒屋を営んでいるクライアント副島様(許可を得ています)が実際に行った事例です。

尚、この記事では実際LINE公式アカウントのリッチメッセージで使用したバナーの掲載は伏せさせていただきます。

クーポン配布でLINE公式アカウントの登録者(お友だち追加)を増やす

まずは既存顧客に対して、クーポンを配布して着々とLINE公式アカウントの登録者(お友だち追加)を増やします。

クーポン配布に伴い、下記関連記事に掲載している「本日のチャレンジクーポン」と「よそ様クーポン」をベースに、企画を立てます。

来店客は副島様の居酒屋のLINE公式アカウントに登録して受け取る流れです。

一定期間はクーポン施策で、LINE公式アカウントの登録者を増やすことに専念しました。

ある程度増えたところで、リピート施策の1つとして、イベントを開催。

そのままクーポンによる施策でもそこそこリピート対策はできていましたが、他の店がやらないような何かをしたいとのことでしたので、イベントを開始する運びとなりました。

その中の1つを紹介します。イベント企画、メッセージ配信の流れ、配信するメッセージの内容の参考にしてください。

\その悩み、打ち明けてみませんか?/

居酒屋集客イベント「予約は無しよ。先着☆組限定サイコロde〇〇(店舗名が入ります)」

飲食店line@

「予約は無しよ。先着☆組限定サイコロde〇〇(店舗名が入ります)」

イベント名の通り、サイコロを使ったイベントです。

イベント内容

まずは来店時にLINE公式アカウントの画面を提示。(来店時に提示がない方はカウントされていません)

通常のイベント時は会計の際にサイコロを振っていただき、出た目の合計%OFFの割引がその場でサービスされます。

また、不定期イベント【サイコロde〇〇DX】では合計数ではなく1つ目が10の位、2つ目が1の位(5と2なら52%OFF)の%OFFの割引がサービスされる大盤振る舞いのイベントです。

人数制限なしの会計時まで割引率が全く分からず、サイコロを振った人のヒキ次第というこのイベント。

クライアントさんの気分次第で限定何組かを変えています。

メール配信のタイミング

昼間の12時30分に配信。

複数回テストを行った結果、この時間の配信が最も反響が良く、オープン直後(18時)まで大体埋まります。

ちなみに不定期イベントの【サイコロde〇〇DX】は18時前に並ぶ程の反響です。

サイコロde〇〇のセールスコピー

こんにちは、居酒屋〇〇の◇◇です。初めてこのLINEがくるお客様ははじめまして。

常連のみなさまはお疲れ様です。今日のお昼ご飯はなんでしょうか?

しっかり食べて、午後からもうひと頑張りしましょう^^

ちなみに〇〇は仕込み前。本日の賄はかつ丼とみそ汁を予定しております。

さて、毎回急に開催する〇〇の気まぐれイベント。

本日は「予約は無しよ!先着7組限定サイコロで〇〇」です。

まずは来店時、代表の方はこの画面を提示してくださいね。

来店の際にカウントしていますので、後からの提示の場合はサービスが受けれない場合がございますのでご注意を。

また、〇〇のLINE公式アカウントをご登録いただいていないお連れの方はドリンクを伺う際にご登録ください。

会計の際にサイコロを振っていただき出た目の合計%OFFの割引をプレゼント♪

「さぁ賽は投げられた!!!(まだ振ってないけど)」

〇〇は本日も18時より元気いっぱいで営業いたします。

飲食店集客アイディア

LINE公式アカウントを用いた集客イベントのポイント

まずはある程度LINE公式アカウントへの登録者を増やさないことにはイベントは成り立ちません。

クーポン施策などを用いて登録者数を増やすことから始めましょう。

登録なしでもその日に来店するお客様に開催しても成り立たないことはありませんが、以下の目的を果たすためです。

  • お客様と接触できる手段を手に入れるため
  • 来店をコントロールするため
  • 定期的に配信して店の存在を忘れさせないため
  • またこの店が何かやっているというブランディングのため
  • 登録者数を増やし様々なイベントを開いて来店するきっかけを作るため

イベントによる集客は「アイディア」勝負です。これをしないといけないというルールはないため、店のコンセプトやブランディングに応じて企画しましょう。

実際にこれまで他のクライアントさん含め、ありきたりなイベントは大した集客効果が得られませんでした。

また、ありきたりなイベントは「ブロック」の対象にもなりかねませんのでイベントの作成は「愛嬌たっぷりのアイディア」を練りましょう。

その他、LINE公式アカウントの配信のタイミングもテストを繰り返し、どの時間帯にどんなイベントを配信し、どれほどの反響だったかを必ずデータにしておくことが大切です。

イベントに限らずマーケティングを行う際は細かいデータまで必ず控え、検証し、あなたの店においてどのマーケティングが適当かを探しましょう。

飲食店におけるLINE公式アカウント集客イベントの注意点

先程挙げた配信のタイミングにもさまざまな角度で注意を払ってください。

あなた自身は開店直後からお客様が来店して頂いた方が良いと思うかもしれませんが、お客様は必ずしも開店直後に来店できるスケジュールとは限りません(その時間はまだ仕事をしているなど)

配信時間を固定するのではなく、最も効果の高い配信タイミングの他にイレギュラーの配信タイミングも用意しましょう。

飲食店のLINE公式アカウントの友だちが増えない原因

あなたがすでにLINE公式アカウントを使ってなかなか登録数が伸び悩んでいるのであれば、いくつかポイントを外している可能性があります。

  1. 登録の勧め方が単純もしくは店側都合が強い
  2. カウンターやテーブルにLINE公式アカウントのQRコードの設置までは良いが、イベントの詳細などが不明確
  3. イベント自体がつまらない

など。LINE公式アカウントの会員を集める際は工夫を凝らし集めるようにアイディアを練りましょう。

居酒屋コンサル成功事例

佐賀県の居酒屋〇〇の副島様の実績

マーケティングジムのチェックシートをダウンロード後、お問い合わせ、ヒアリングを経てありがたいことにご契約いただいた副島様。

当時オープン3年経過、オープン当初はそこそこ繁盛していたものの時が経つにつれて売上が下降している状態でのご相談でした。

ヒアリング後、月2回のコンサルティング(内部分析、メニュー改正、リピートの仕組みの構築、新規客の集客施策、単価アップ施策など)、最初の2ヵ月強はテストを繰り返し、6ヵ月経過までには昨年同月比129~MAX201%まで回復。

※設立年の実績を超える月も出てきました。

半年契約後そのまま卒業していただくつもりでしたが、副島様のご意向によりもう半年のコンサルティング契約に変更し継続してお付き合いさせていただいています。

現状報告では、月間通して売上が落ち込む日はほとんどなく、LINE公式アカウントでイベントやクーポンを配信し集客をコントロールしています。

以前のような売上の下降は止まり、上昇中。ご自身でユニークなイベントを考案し、テストを繰り返し、集客手段を増やしています。

お互い全く見知らぬ状態から縁あってこの様に貢献できるのは嬉しく、楽しいものですね。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

関連記事

TOP