マーケティング戦術

Instagramで集客できない原因と初めに行うべきアカウント設計方法と手順

基本無料で運用できるほか、操作方法も難しくないため、普段パソコン操作ができない方もマーケティング施策の1つとして取り入れることができるInstagram。

Instagramで集客を試みている店舗経営者様へ

こんなことでお悩みではありませんか?

  • 毎日コツコツInstagramに投稿しているもののそこから集客することができない
  • きれいな画像で投稿してるのに反応がない
  • 一向にフォロワーが増えない

このようなことでお悩みのあなたに、今回はInstagramで集客できない原因の1つであるアカウント設計について解説します。

Instagramで集客できない原因

なぜ一生懸命Instagramを更新していてもうまく集客でないのでしょうか。

  • 投稿するコンテンツ内容
  • Instagramのアルゴリズムとシグナルの理解
  • ハッシュタグの使い方

など原因はいくつもありますが、根本的な原因はもっと前の段階にあります。

Instagramの運用前に行うべきプランニング(アカウント設計)ができていないことによるものです。

日頃様々なジャンルのクライアントの SNS の運用などを行うため私たちマーケターにとってはアカウント設計は当たり前のように行っておりますが、パソコンにあまり詳しくない方や、マーケティング自体が不得意であることにとってはどうしてもこのアカウント設計が適当になっていることがよくあります。

結果、認知拡大、集客、売上の向上などアカウントの目的、目標には程遠い位置にプカプカと浮かんでいる状態です。

運用時のアカウント設計はマーケティング活動全体をはじめ、ホームページやブログなどのオウンドメディアやInstagramやその他のSNSも該当しますが、マーケティングを行う際必ずやっておくべきべきことの一つですよ。

\その悩み、打ち明けてみませんか?/

Instagramのアカウント設計

Instagramのアカウント設計は以下の手順で設定します。

Instagramはコンセプト設定が大事といっている方もいますが、私たちマーケティングジムは、それだけでは足りないと思っています。

Instagramのアカウント全てにおいて設定し、最適化していくことで運用するに値すると考えます。

  1. コンセプト作成
  2. 運用の目的を明確にする
  3. 目標を設定する
  4. Instagramを用いてセールスまでの導線を設計する
  5. アカウントで統一するテーマを明確にする
  6. プロフィールを作成する
  7. 投稿時に使用するハッシュタグをリサーチする
  8. 競合他社アカウントの選定とロールモデルを複数見つけておく

特にこの8点を事前に計画立てて行きます。

Instagramのアカウント設計の手順

Instagram 集客できない

ではそれぞれのポイントをさらに深掘りして手順で追っていきましょう。

①アカウントのコンセプト作成

アカウントのコンセプト、つまり今回の場合は以下となります。

このInstagramのアカウントを通じて

  1. 「誰に」
  2. 「どんな価値を提供して」
  3. 「どういう風になってもらいたいか」

をきちんと決めておくことです。

運用するInstagramのアカウントのコンセプト作成をきちんと作っておかないと投稿するコンテンツ、アカウントの方向性など今後の運用のブレの原因となり、結果あなたが描くようなInstagramの運用ができない原因となりますので、しっかりと作るようにしましょう。

①-1アプローチするターゲットを明確にする

Instagramに限らずホームページやブログなどのオウンドメディア、 SNSのアーンドメディア、広告などのペイドメディア、 全てのメディアにおいてターゲットを明確に設定することは非常に重要なことです。

アプローチしたいターゲットはどのような人物像か、性別や年齢、居住地、普段興味のあることなど事細かくターゲットを設定し、さらに落とし込んで仮想の人物像であるペルソナを設定することで、運用時にそのペルソナに向けて投稿する内容の統一感が出ますので必ず設定しておきましょう。

メディアでうまくマーケティングが機能しない方や集客できない方の大半はこのターゲット設定が曖昧であることがよくあります。

「幅広いターゲットに売っているので広いです」という方もいらっしゃいますが、大半は性別と年齢でのみターゲットと設定している状態です。

ターゲットの設定は必ずしも年齢や性別だけではありません。特に年齢層でくくるのではなく、年齢以外の共通点を洗い出し、それを ターゲット設定、ペルソナ設定に役立てることがより良い設定方法です。

①-2ターゲットが抱える問題と解決策(価値)の明確化

「誰に」=ターゲットが定まったら、あなたが定めたターゲットが抱える問題を明確に理解しましょう。

ターゲットな何に困り、不便に思い、もっとこうなれば良いのになぁと思っているのでしょうか。

ターゲットが抱える問題を多く知ることで、このInstagramの運用だけでなく、あなたが提供しているサービスをより良くするための糧ともなります。

関連するキーワードを用いて、Instagram内での検索や、ヤフー知恵袋、教えてgoo、Googleキーワードプランナー、ラッコキーワードなどを用いて浮き彫りにしましょう。

【あなたのサービス=ターゲットの問題解決方法】であることに間違いないとは思いますが、果たしてターゲットが抱える問題を解決するのはサービスだけでしょうか。

あなたはそのビジネスのプロであり、消費者や私たちよりも豊富な知識をお持ちです。

ですが、「あなたの当たり前は私たちの当たり前ではない」ということは常に頭の隅に置いておくべきです。

ターゲットが抱える問題をサービスの購入だけでなく、あなたの豊富な知識、ノウハウで解決できるという場合も多くあるでしょう。

これがあなたがターゲットに提供できる「価値」となります。

ターゲットにとって価値のあるコンテンツを提供できるほど、信頼関係の構築やその奥にあるサービスの価値の向上に繋がります。

また、競合他社が提供しておらず、あなたが提供できる価値=差別化の1つともなりますので、これを機に明確にすることを強くオススメします。

①-3ターゲットにどういう風になってもらいたいか

Instagramで提供するコンテンツを通じて、あなたが定めるターゲットにどういう風になってもらいたいかを明確にしていきます。

抽象的なイメージではなく、可能な限り具体的に言語化してみましょう。

まずはメモで構いませんので、思いつくままに書き出してみるのも1つの手段です。

②運用目的の明確化

まずは立ち上げた Instagram のアカウントは何のために運用するのかを明確にしていきます。
弊社マーケティングジムのヒアリングを行う際、クライアントや契約前のお客様の多くは、「 Instagramからの集客のため」と口を揃えて言われます。

確かに Instagramで集客することは間違いではありませんが、 さらに深掘りして目的を明確にすることで今後の投稿や運用時に役立ちます。

  • あなたのサービスやあなた自身の認知拡大
  • 見込み客の獲得とファンの育成
  • 実店舗への来店、ホームページやEC サイトへの誘導経路としての利用

など運用の目的を明確にすることで、制作すべきコンテンツや使用するハッシュタグ、画像の雰囲気などの統一感を出すことが容易になります。

③目標を設定する

目的を定めたら、目的を達成するための指標である目標を定めましょう。

つまり、何をコンバージョンとするのかを明確にしていきます。

目的に応じて、目標とする内容はことなりますが、先ほどの目的を例にして目標例を挙げてみます。

目的目標
認知拡大インプレッション数
プロフィールへのアクセス数
見込客の獲得フォロワー数
ファンの獲得いいね・コメント・保存数
来店や購入外部リンクタップ数やDM予約数

④Instagramを用いてセールスまでの導線を設計する

Instagramをマーケティングツールの一つとし、セールスまでの導線を設計していきます。
Instagramを用いて来店するきっかけを作り、店舗への来店を促す場合や、 商品やサービスを投稿し、ホームページや EC サイトに誘導するのであれば、以下のことを事前に行って導線を作っておくことが大切です。

Instagram のビジネスプロフィールの作成

以前は Facebook ページとの連携が義務づけられていましたが、現在では Facebook ページと連携しなくともビジネスプロフィールへの切り替えが可能です。
ビジネスプロフィールに切り替えることで、アクションボタンを設置することができますので、 「プロフィールのカテゴリーの選択」「電話番号」「メール」「位置情報」などあなたのアカウントを見たユーザーが必要とする情報かつセールスまでの導線を作っていきましょう。

Instagram ではアクションボタンの追加機能として「予約する」や「席を予約する」「チケットを購入」といった項目があります。

日本のサービスでは現在ぐるなびやYelpと連携することができますので、利用している方は連携しておくことも導線設計の一つとなります。

ホットペッパーグルメや食べログ、ホットペッパービューティー、Eパークなどの他社サービスとの連携は現在のところ行なっていませんが、今後各社が提携すれば利用することが可能です。

自社のホームページに予約機能をつけている方や、問い合わせフォームを設置して予約を対応するのであれば、アクションボタンから直接自社に誘導することで、他社のサイトの利用料コストを抑えることもできますので、運営方針に基づいて判断してください。

その他、プロフィール欄にはあなたのサービスの概要など短い文章ながらあなたのサービスの魅力をアピールできるような内容を必ず入力しておきましょう。

プロフィール欄には複数の外部リンクを付けることができますので、ホームページやEC サイトなどの URL を添付しておくことも大切です。

Instagram アカウント設計

⑤アカウントで統一するテーマを明確にする

すでに Instagram を運用している方や日頃 Instagram をよく利用している方はInstagramに投稿する画像や動画など一貫するテーマを掲げ統一した統一することが大切なのはご存知でしょう。

画像の雰囲気や、アングル、用いるテキスト、投稿内容の規則性など事前に自社のルールを作りそれに基づいて運用することで、 投稿数が増えるたびにアカウント内の投稿一覧が充実するとともに統一感が生まれますので必ず決めておきましょう。

他の SNS と異なり Instagram ではやはり見栄えが重視される傾向があります。
アカウント見つけこれまでの投稿内容を配筋するユーザーにとって「おしゃれ」「可愛い」「かっこいい」「シンプル」など一目で雰囲気が分かるような統一感あるアカウント運用が Instagram ユーザーを引き込むための要素の一つともなります。

⑥プロフィールを作成する

Instagramでは規定文字数内でプロフィールを作成することができます。

Instagramユーザーの行動例として「コンテンツを見つける→いいねなどのアクションをする→プロフィールを見る→その他のコンテンツを見る→フォローを検討する」といった一連の流れがあります。

このアカウントはどんなアカウントで、ユーザーにどんな価値を提供するのかわかりやすいプロフィール作成を行いましょう。

⑦投稿時に使用するハッシュタグをリサーチする

Instagram の投稿時に使用するハッシュタグをリサーチすることです。

Instagramにおいてハッシュタグは重視すべき事項と言っても過言ではありません。

ハッシュタグを用いてないアカウント運用は、Instagram内においてあなたのアカウントを見つけて欲しくないと言っているようなものと変わりません。

通常 Google や Yahooのようなインターネット検索では、タイトルや見出し、文章中のキーワードを拾って検索結果に反映しますが、 Instagram 内の検索では、主にハッシュタグが検索結果に反映されます。

また、既にInstagramを運用している方はご存知のように、ハッシュタグをタップすると同じハッシュタグが付いた投稿の一覧が表示されます。

つまりあなたのサービスに関係するキーワード、見込み客が検索時に検索しそうなキーワードをハッシュタグとして使用することが重要です。

Instagram の運用プランニング時に、ハッシュタグのリサーチをしっかり行い、運用しながら改善を繰り返しましょう。

⑧競合他社の選定とロールモデルを複数見つけておく

あなたのサービスが実店舗ビジネスであれば、商圏内で競合となっている他社のアカウントを見つけ、分析や比較の対象とします。

ECなど全国でサービスを展開しているのであれば、同ジャンル、類似ジャンル他、他ジャンルであってもビジネスの競合となるのであれば対象に入れましょう。

あなたが定めた目的、目標の参考になる他社のアカウントや、競合となる他社アカウントなどロールモデルとなるアカウントを複数見つけておきます。

これらの目的は、コンテンツの参考材料や競合との差別化、ポジショニング(あなたの立ち位置)などとして活用するためです。

競合他社が提供している価値は何か、実際そのアカウント運用の結果、フォロワーがどれくらいついてきているかなど参考にします。(あくまでも参考にするだけであり、全部真似するわけではありません)

自社アカウントでフォローするのではなく、別に用意したプライベートアカウントなどでフォローしておくと良いでしょう。

ここでの注意点(重要)

競合他社の分析やロールモデル分析時、以下の場合は注意が必要です。

  • 対象となる他社アカウントやロールモデルがほとんど見当たらない
  • フォロワーやハッシュタグのボリュームが極端に少ない

上記の場合、あなたのビジネスジャンルによって異なると思いますが、以下の可能性があります。

  • そもそもターゲットがInstagramを利用していないため他社もInstagramに参入していない
  • 逆にターゲットはInstagramを利用しているが他社がまだInstagramに参入していない

つまり、魚のいない海で釣竿を垂らそうとしているor魚がたくさんいるのに釣り人がいない状態です。

この状態は比較的ニッチなビジネスジャンルに起こる現象ですが、今のご時世、完全なブルーオーシャンなんて簡単に見つけることは難しいので、おそらく、魚がいない可能性が高いと考えられます。

この状態の場合、メディア(媒体)を変えてリサーチし、Instagramとは異なるメディアにターゲットがいるのであれば、そのメディアを優先することが先決です。

マーケティングの本質の1つとして3M(マーケット、メディア、メッセージ)は常に意識することが大切です。

こういった参入や撤退の判断を見極めることは今後も多々ありますので、併せて覚えておきましょうね。

Instagramで集客できない原因の1つは運用前の事前準備が足りない

いかがでしたでしょうか、今回の解説を読んで自社で取り入れていない項目があるのであれば、再度アカウント設計の見直しを行って改善することをオススメします。

アカウント設計後に行うべきこと

アカウント設計を終えたら、Instagramに投稿するコンテンツプランニング、プロフェッショナルダッシュボードより行えるアカウント分析、並行してInstagramのアルゴリズムの理解に続きます。

※記事作成次第、随時リンクを付ける予定です。

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