コンサルティング

自宅サロンを開業して失敗する5つの問題点と成功するための改善点

個人や法人など大小規模のサロンは同エリアに非常に多く存在します。

好立地に店舗を構えているサロンもいれば、独立直後でテナントサロンを構えておらず自宅をサロンとして利用している方と様々です。

例え自宅サロンであっても弊社マーケティングジムのクライアントは、売上を徐々に伸ばした後に店舗を複数構えるほど売り上げを成長させている方も少なくありません。

今回は自宅サロンを成功させるために理解しておくべき改善点をシェアしていこうと思います。

また、今回の自宅サロンは、実際に自宅の敷地の一部でサービスを提供するもの、 マンションやアパートなどでサービスを提供するものとします。

自宅サロンで改善すべき問題点

弊社のクライアントやお問い合わせ頂く方にヒアリングを行う際、いくつかの共通した問題点が浮かび上がります。

実際にあった問題点を紹介しますので、該当する方は早期改善をお勧めします。

①ターゲットが不明確・定まっていない

あなたが自宅サロンにおいて提供するサービスが何であれ、ターゲットを明確にすることは非常に重要です。

ターゲットが不明確な場合、マーケティングや集客共に悪影響を及ぼし、結果的に売上が作れない、伸びない原因へと繋がります。

ターゲットを明確にしていないサロンはおそらくこの事の重大さに気づいていないまま、せっせとブログやInstagram、チラシやWEB広告に精を出し、なぜお客様がこないのだろう、売上が上がらないのだろうと悩んでいるのでしょう。

\その悩み、打ち明けてみませんか?/

コンテンツマーケティング(ホームぺージやブログ、SNS、広告などを用いて見込み客の集客からサロンへの来店へ繋げる施策)を取り入れる場合、ターゲットが不明確なことで、ターゲットが欲しがるコンテンツを提供できず、行っていること全てが意味をなさないことに繋がっています。

A)仕事をしており、日々抱えるストレスや疲れの解消がうまくできておらず、心と体のリフレッシュ、リカバリーを求める30~40代の女性
B)20代~50代の働く女性

この2つのターゲット例を見て、あなたはどちらが良いと思いますか?

言わずとも圧倒的にAの方が明確であり、あなた自身もコンテンツを配信しやすいのではないでしょうか。

中には、「私のサロンは幅広いお客様に」という声も聞きますが、その考えは結果的にあなた自身で売上の悩みを作っているのと何ら変わりません。

何も年齢だけを絞るというのがターゲットではありません。

例えありがたいことに現在サロンに来てくれているお客様の年齢層が幅広い状態であったとしても、必ず共通点があるはずです。

すでにお持ちの顧客データ、アンケートなどを利用して、あなたのサロンが選ばれる理由を明確にし、メインターゲットとして確立していきましょう。

中には複数の属性ができる場合もありますが、その場合はそれぞれターゲットに向けて問題や悩みを解決するコンテンツの配信、サービスの提供を行えばいい、ただそれだけです。

>>ターゲット設定方法と行うタイミング 売上の伸び悩みや減少時は必須

②自宅サロンのリピート対策の仕組みのなさ

まずは売上を安定、拡大させるために必ず必要なリピート対策。

リピート対策に関しては、自宅、テナントサロン、どんなサービスであっても必ず必要な対策の一つです。

ビルインや路面のサロンと異なり飛び込みの新規客の獲得には苦戦を強いられがちな自宅サロンにおいて、売上を安定、 拡大させるにはこのリピート対策が不可欠です。

弊社のクライアントの初期ヒアリング、お問い合わせの方の無料ヒアリングの際、残念ながらこのリピート対策の仕組みが整っていない状態が非常に多く見られました。

また、何かしら行なっている場合でも、計画性のなさ、検証、改善のなさが目立ち、非常にもったいない状況です。

ただ待っているだけといったお客様頼みはもう終わりにしましょう。

自宅サロンだからこそ徹底的なリピート対策の仕組みを構築し、繰り返し通う固定客を増やさなければいつまでたっても売上は増えませんよ。

>>アンケートを使ってリピートする理由を理解し集客に役立てよう

③サービス料金が安価なため客単価が低い

自宅サロンだからサービス料が高いと客が来ないのではないかという先入観を持つ方が多く、これまた自ら売上が伸びない原因を招いています。

安いから来店するといった価格勝負のような薄利多売の戦略は爆発的な集客力を持っているからこそ成り立つものです。

しかも多くの客を集めるためマーケティングにコストを多く割く必要もあります。

これを自宅サロンで考えてみましょう。

自宅サロンということは一人ないし二人ほどでの営業体制ではないでしょうか。

サービスを提供する人数、面積で考えた場合、薄利多売の戦略は適していません。

自宅サロンだからこそ、客単価を常に意識し、いかに客単価を上げることができるか、改善を繰り返しながら施策を取り入れることをお勧めします。

ただし、客単価を上げたいからといって、ただサービスの値段を上げるような単純な発想での料金引き上げは危険です。

サービスの料金と顧客満足に差があればあるほど利用するユーザーがサービスに対して高く感じるのは当然ですので、あなたのサービスの付加価値を上げるか、そしてそれに伴ったサービスの値段をつける。この手順で改善を試みましょう。

>>客単価を上げる重要性と伝えるべき4つのポイント

>>サロンの客単価アップに効果的!繰り返し来店するパッケージ戦略

④ホームページがない

自宅サロンで失敗する方の多くは、見込み客などのユーザーが必要とする情報が不足している点が挙げられます。

一度想像してみましょう。もしあなたが自宅でサービスを提供しているサロンを利用しようと検討する際、テナントサロンと比べて何を比較しますか?

そして、比較する際情報が少なかった場合あなたはどんな方向行動を取りますか?

この質問をすればおのずと自宅サロンで思うような売上を上げることができない原因はの一つは簡単に理解できると思います。

情報の少ない自宅サロンは、自ら見込み客の獲得チャンスを潰しており、自ら売上拡大を拒否しているのと変わりません。

ヒアリング時なぜホームページを作成しないのか質問したところ、大半の方は予算の都合上、自宅のため不要なのではないか、ホームページを作ろうかと思っているもののなかなか進んでいないという声を聞きます。

【予算の都合のため作成ができない】ホームページがないため情報が不足し選ばれる理由が一つ減る、この状態でも自ら自宅サロンを失敗させる原因を招いています。

【自宅のため不要ではないのか】 自宅であろうがテナントであろうが見込み客に対して情報提供する手段としてホームページの解説は非常に有効的です。

他社との差別化、あなたのサービスのうり、サービスメニューの種類とその料金、利用しているお客様の声、施術場所の雰囲気など見込み客が選ぶ際に比較材料として得たい情報をホームページで表すことができます。

【ホームページの必要性は感じているものの未だに作成】単なる行動力の問題です。

先延ばしにする=売上を伸ばすきっかけに対して自ら遠のいています。

⑤アンケートでお客の声を知る仕組みがない

自宅サロンだからこそお客様との距離を縮め、通いやすくするための雰囲気作りや環境設計が大切です。

お客様のリアルな声を獲得するために必要なアンケートの実施。自宅サロンに失敗する方、売上に悩む方の大半はこのアンケートを行っていない場合が多く見られます。

アンケートはあなたの自宅サロンやサービス、環境の改善のための情報収集として非常に大切なものです。

また、長々と記入するのが面倒になるような質問の羅列、 Yes Noなどで簡単に答えられてしまうような質問内容では全く意味がありません。

あなたが必要とする情報をシンプルにそぎ落とし、且つお客様がスムーズに回答できるような内容のアンケートの作成を行いましょう。

小さな自宅サロンのメリット

例え小さな自宅サロンであってもやり方次第では売上を大きく伸ばすことができます。

限界はキャパによる回転率ぐらいでしょう。

自宅サロンのメリットとして

  • オーナーの成長とサロンの成長が直結できる
  • 1客ずつサービスの提案がしやすい
  • リピーターが増えやすい(実はちゃんとやればリピート率は高いです)
  • 早期信頼関係の構築が可能
  • 新たな試みも取り入れやすい

など自宅サロンだからこそのメリットもたくさんあります。

これを活かすには「あなたの行動次第」ですが・・・

失敗する原因を追求して自宅サロン成功へ

大きく5つの問題点を提示しましたが該当するものはありましたか?

他にも売上の低迷や集客できない原因など様々な要素が組み合わさり、経営不振の原因につながってしまいます。

今回挙げた5つの問題点以外にも実際何を行うべきか、自分の弱みは何なのか、不明な方もたくさんいることでしょう。

自分の弱点や、やるべきことを表面化するためには、記事下部についている「弱点表面化シート」を行なってみることをお勧めします。

弱点表面シートのフォーム、またはマーケティングジム公式 LINE アカウントよりご気軽に申請、ダウンロードください。

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