Instagramを最近始めた方から、一定期間運用している方まで、ふと疑問に思う投稿頻度。
- 毎日投稿した方がいい
- 1日、2日おきに投稿した方がいい
などインターネットで検索してみると様々な情報が飛び交っているため、結局どのくらいの頻度でInstagramの投稿を行うべきか迷ってしまいます。
今回はInstagramの適切な投稿頻度はどれくらいなのかをテーマに、理解すべきアルゴリズムと共に解説していきます。
極論、結論!投稿の高いクオリティを保てるのであれば毎日でも構わない
あなたがすぐに知りたいであろう結論から申し上げると投稿のクオリティを保てるのであれば、毎日投稿しても構わないということです。
ここでいう投稿のクオリティとは、以下を示しています。
- サムネイルのクリエイティブ(デザイン全体、カラー、フォント含む)
- 投稿内容の質(内容の濃さ、信憑性、ユーザーへ役立ち度など)
これらを毎回の高いクオリティの投稿が可能でれば、投稿頻度は毎日でも構まいません。
しかし、現実的には以下が現在における最適なInstagramの投稿頻度と言えるでしょう。
目指すはInstagramの投稿を高いクオリティで絶えず保てる投稿頻度
目指すべきはInstagramの投稿を高いクオリティで、しかも絶えず保てる投稿頻度が、現在のInstagramでの適切な投稿頻度と言えます。
目安として2、3日に一回の頻度で投稿するルーティンを作りたいですね。
メインコンテンツとは別にストーリーズを投稿する場合は、ストーリーズの投稿は1日1回を目指したいところです。
ストーリーズを重視する理由は下記リンク先の記事をご参照ください。
高いクオリティで投稿し続けるには、投稿のネタ作り、企画、デザイン、投稿の下書きなど多くの「準備」が必要なため、労力、時間ともに確保しなければいけません。
更には競合(ライバル)や目標としているアカウントの分析やあなたのアカウントの分析も必要です。
毎日投稿のルールを強引に保ち、クオリティの低下や分析の怠りを生むのであれば、本末転倒ですよ。
「インスタ 毎日投稿 ウザイ」などのキーワードからして毎日投稿したらウザがられるのではないか?という不安もあるでしょう。
一度、あなたのアカウントの投稿内容をユーザーの立場から客観視してみましょう。
「たくさん投稿しなきゃ」とコンテンツの内容、クオリティなど乏しい状態になっていないでしょうか?
ユーザーからしてみれば、しょうもない投稿を毎日、一日に何度も投稿されればそれはウザイと感じてもしたかないかと思います。
しかし、ユーザーにとってためになる、有益である投稿であれば話は別です。
また、別途注意しておかなければいけない点は、逆にあまりにも投稿頻度が落ちることです。
投稿のクオリティ確保や分析の徹底のために、前回との投稿が数週間、1か月空いてしまったという状態は、話が別です。
あなたも経験があるように、投稿が少ない、頻度が落ちたアカウントは時間が経過するごとに、Instagram内の優先度は下がり、投稿してもフォロワーやフォロワー外の表示されなくなります。
優先順位が下がる(表示の有無や、表示順位の下落)は、別記事にて解説したInstagramのアルゴリズムとシグナルによるものです。
例えば・・・・フィード投稿で例を挙げましょう。
Instagramフィード投稿のランク付け要素とシグナル
Instagramフィード投稿における主なアルゴリズムは以下です。
- 利用者がフォローしている最近の投稿が表示される
- 更に投稿と、投稿者、利用者の好みに関する情報(シグナル)をもとにランク付けされ、優先される
これらを以下のユーザー行動を元に、ランク付け要素で考慮しています。
- 投稿を数秒見る(一瞬ではなく、一定時間滞在)
- コメントする
- いいねする
- シェアする
- 保存する
- 投稿者のプロフィールを見る
主なシグナルに関しては、投稿種類別に別記事「【最新版】理解すべきInstagramのアルゴリズムとランキング要素シグナル」にて解説していますので、ここでは割愛します。
つまり、私たちInstagram投稿者は、ターゲットにとって「じっくり見たい、思わずコメントする、共感する」ような有益であるコンテンツをフィードに投稿しなければいけないということです。
可能ならInstagramの投稿は一日に何回でもするべきか
ターゲットのニーズを熟知しており、効率的なコンテンツ制作の仕組みを持っている場合、「できるから一日に何度も投稿しよう」と考えが働く方もいるでしょう。
既存のフォロワーやフォロワー外から新たにフォロワーとなったユーザーもある程度の更新頻度だからこそ、あなたの投稿を楽しみにしているのではないでしょうか。
それが、一日に何度も新しいコンテンツが投稿され続けられる状態が、しかも長期にわたって行われると、投稿1つ1つをじっくりと閲覧するユーザーは徐々に減少し、場合よっては「ウザイ」と感じる方も出てきます。
- 1つ1つのコンテンツのエンゲージメント率の減少
- 過度な投稿回数によりわくわく感、希少さの下落
- ウザイという感情からのフォロー解除(フォロワーの減少)
- ここぞという見て欲しいコンテンツも見逃される可能性アップ など
数あるユーザーの中から何らかの理由で、フォローしてくれている大切なユーザーです。
一日の時間は皆さん限られますので、常識の範囲で考えましょう。
また、Instagram内で短時間での過度な行動の反復は、Instagram側にスパム疑惑をかけられる可能性もありますのでご注意ください。
- 事前に作りこんだコンテンツを短時間で立て続けに投稿する
- 短時間で編集、更新の繰り返し
- 短時間で多くのユーザーにいいねを付けまくる など
【要認識】Instagramはたくさん投稿すればよいものではない
Instagramに限らず、その他のSNSやブログの記事でも同じことが言えますが、たくさん投稿すればよいものではありません。
確かに昔はそういう時代もありましたが、今と昔ではまったく状況が異なります。
そもそも、あなたは何のためにInstagramをやっているのでしょうか。
これがプライベートの自己満足のためであれば構いませんが、Instagramマーケティングとして運用しているのであればの話です。
Instagram開設当初や途中から改善のために行ったアカウント設定をもう一度思い出してください。
あなたはInstagramの投稿を通じてターゲットに価値ある情報を提供して役立ち、更にその奥の掲げた目標達成のために日々労力を費やしているはずです。
しかし、ある時からあなたは、こういった状態に陥っていませんか?
- リーチ数、インプレッション、エンゲージメントを伸ばすため
- フォロワーを増やすため
- 可愛い、かっこいいサムネイルをプロフィール画面に並べるため など
確かにこれらも大切ではありますが、これは目標達成のためのあくまでも手段です。
目標がすり替わり、いつの間にか手段が目標に変わっている・・・
目標を見失うことなく、達成するための日々のコンテンツ制作であり、投稿であることを忘れないでください。
たくさん投稿したいならストーリーズうまくを活用しよう
Instagramが求めるの投稿者像は「(2023年)これまでのようなクリエイター、インフルエンサー」ではなく、「コニュニティベースの情報発信者」であることです。
つまり、多くのフォロワーに対して密な関係性を持つクリエイター、インフルエンサーです。
2024年からInstagramでは、これまで以上にDM数、ストーリーズの閲覧数、ストーリーズのエンゲージメントをより重要視します。
実際に近年、私たちも静止画よりも動画を好むように行動が変化したことで、Instagramはひと昔前までは重要だったフィード投稿の優先順位を大きく下げ、代わりにコニュニケーションを取れるものがより重要だと判断しています。
フォロワー外にはリール、フォロワーにはフィードやストーリーズという認識がここ数年続いていましたが、私たちユーザーの行動変化とともにInstagramも進化し続けているということです。
これらの現状を踏まえ、たくさん投稿したいのであれば、ストーリーズを活用し、現在のフォロワーに対して密な信頼関係を築くのがマストです。
かといってストーリーズを一日何回も投稿すればよいというわけではない
この記事を読んでいる方の中には、フォロワーとのコニュニケーションが大切だと、一日何回もストーリーズを投稿しようと考える人もいるでしょう。
Instagramのストーリーズを一日何回投稿すべきか、〇回投稿した方がいいという具体的な回数はありません。
しいて言うなら、フォロワーが閲覧して楽しめる回数です。
私たちInstagramの投稿者は、Instagramに気に入られようと投稿しているのではありません。本来の目的を見失わないようにしてくださいね。
Instagramの更新頻度のまとめ
- 質の高いコンテンツの提供が可能であれば毎日投稿しても構わない
- 目指すべはInstagramの投稿を高いクオリティ且つ絶えず保てる投稿頻度
- 一日に何回も投稿するのは控える
- たくさん投稿すればよいというものではない
- たくさん投稿したいならストーリーズでフォロワーとのコニュニティ作り