インターネットの利用が当たり前となっている現代社会において、あなたの企業のホームページや実店舗、ECサイトといったサービスを提供する場所へ新たなお客様を集める方法は多様化しています。
とりあえず、流行っているからといった安易な考えで取り入れた集客方法で、実際のところどれほど満足のいく見込み客や新規客の獲得ができているでしょうか?
今回は、サービスを売る相手が企業(BtoB)、サービスを売る相手が消費者(BtoC)どちらでも参考にできる「あなたに合った集客方法選び方」について解説します。
この記事を読むことで、以下を学ぶことができます。
- 現在取り入れている集客方法で正しいのか(合っているか)
- 集客方法を選ぶために参考にすること
- 自社に合った集客方法
では早速集客方法のトレーニングを行いましょう。
理解しておくべきマーケティングの基本(3M)
あなたにとって正しい集客方法を手に入れるためにはまず、3Mの観点でマーケティングの基本を理解しておく必要があります。
マーケティングの基本3Mとは、以下の3つです。
- 適切な市場選び(Market)
- 適切な媒体選び(Media)
- 適切なメッセージ作成(Message)
これらが適切でない、ズレることで、行っている集客含めマーケティングが正しく機能しなくなります。
言い換えればつまり、どんなに労力を費やしても残念ながら多くの見込み客には届いていないことを示します。
適切な市場選び(Market)
市場とはあなたのサービスを求めている、もしくはあなたのサービスを利用(購入する)ことで問題を解決できる見込み客を指しています。
どんなにあなたのサービスが素晴らしいものであっても、必要としない市場で提供していては、売れるものも売れません。
売れたとしても満足のいく売上は得られないでしょう。
「欲しがる、必要としている市場であなたのサービスを提供する」、マッチングさせるイメージですね。
適切な媒体選び(Media)
媒体とは、本記事のようなブログやホームページ、ポータルサイト、InstagramやTwitterといったSNS、Google広告やYahoo!広告、折り込みやポスティングチラシなどなど、「見込み客が普段よく利用している、場所」を指してます。
どんなにあなたのサービスがすばらしいものであっても、見込み客のいない、少ない場所でアピールしていては、たいして届きません。
例として挙げてみましょう。
あなたは毎日Facebookページを更新し続け、サービスや商品、それらに関連するコンテンツを投稿しています。
しかし、あなたのサービスを欲しがっているターゲットの多くはFacebookを活用しておらず、大半がInstagramで情報を収集している。
適切でない媒体を選んでしまったばっかりに、あなたのコンテンツにかける情熱は、ターゲットのうちの若干数の割合を占める見込み客にしかアピールできていないということです。
もしあなたが、メインのターゲットは他の媒体にいるのは知っているが、近隣の競合他社があまり参入していない媒体にいる見込み客も取り入れたいという戦略を取るのであれば別ですが、メインの戦略としては最大限に活かせていないということを意味します。
適切なメッセージの作成(Message)
メッセージとは、あなたが作ったキャッチコピー、セールスコピー、バナーやロゴ、画像、動画などのクリエイティブ、提供する特典など見込み客が目にするすべてを指しています。
どんなにあなたのサービスがすばらしいものであっても、見込み客に興味を持ってもらえなければ、また今度、最悪スルーされてしまいます。
逆にキャッチコピーやセールスコピー、特典の1つを変えたことで大きな反響を得られる場合も少なくありません。
これらマーケティングの基本とも言える3Mを理解したうえで、今回あなたが欲しがっている「あなたに合った集客方法」について解説します。
自分に合った集客方法の選び方
自分に合う集客方法=自分が使い慣れている媒体
ではなく、先述したようにターゲットとする見込み客が普段いる場所です。
ではどこにあなたのサービスを欲しがる見込み客がたくさんいるのか?
それを知るために以下の観点から知っていきます。
あなたの既存顧客から教えてもらう
まず1つめは、あなたのサービスをすでに利用している既存顧客に教えてもらいましょう。
教えてもらう手段として「直接聞く」もしくは「アンケートを取る」ことが挙げられます。
ここでのポイントは回収した情報を属性別に分けて集計することです。
属性別(優良客、固定客、新規客など)に分けて集計することで、どんな属性がどの媒体を利用しているかという傾向も合わせて知ることができます。
もちろん、10数人に聞いたところであまり参考にはなりませんので、できる限り多くの既存客を対象としてください。
LINE公式アカウントを利用しており、既存客が必ず登録している仕組みをすでに作っている方は、アンケート機能を利用して大量に集めても良いですね。
競合他社がすでに展開している媒体を参考にする
2つめは、あなたが競合とみなす他社がどんな媒体でマーケティングを展開しているのかを把握し、参考にします。
ここでのポイントは、あくまでも参考にとどめて全てを受け入れず、自社で必ず検討することです。
それが上手くいっているのか、上手くいっていないのかまでは全て把握することができませんが、注力している媒体=反応が良いから継続しているとも考えられます。
せっかくの機会ですので、どんなメッセージなのかも分析して、そのうえで自社のメッセージはどうするか検討するのも効率的です。
複数の媒体でテストした結果をもとに検討する
3つめは、テスト結果をもとに、自社の集客媒体として取り入れるか取り入れないかを検討することです。
開業直後の方や開業してまだ期間が浅い方の場合、1つめに紹介した既存顧客が少なく参考材料として乏しい場合があります。
また、環境は時間と共に変化しますので、数年前と比較して当時はよく利用していた媒体であっても、現在では他の媒体に変えている場合も少なくありません。
先入観で全てを決めつけず、複数の媒体をテストして検証し、結果に応じて自社の集客方法として取り入れるのか撤退するのかを判断します。
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冒頭で理解すべき点として解説したマーケティングの基本である3Mの観点、あなたに合った集客方法は何なのかを見つけるための3つの方法は理解できましたか?
マーケティングジムにお問い合わせや相談されるお客様に「その媒体を選んだ理由」をお聞きしたところ、ちゃんとした理由がない方が多かったので、今回の記事に反映しました。
例え提供しているサービスのプロであったとしても、必ずしも集客やマーケティング、セールスが得意とは限りません。
サービスを提供することに多くの時間と労力を割くため、なかなかしっかりと学ぶ機会が少ない方もいらっしゃるでしょう。
マーケティングジムでは、ブログを読んでいる皆さんの参考になるよう、今回のようにお問い合わせ内容や、クライアント様が契約当初によくぶつかっていた問題に対して記事として提供しています。
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