パソコンだけでなくスマホの扱いまでもが苦手な小規模なマッサージサロンのクライアントさんの事例です。
ホームページやブログ、SNNのようなオンラインの施策を出来る限り使わず、既存客のリピート率を高め、売上を上げていくかが課題です。
クライアントさんの現状と依頼内容(おさらい)
このクライアントさんの依頼当時の状況と依頼内容はこんな感じ・・・
- 住宅が多いエリアのマンションの一室でリラク系マッサージサロンを経営
- 予約制にしている為、一人で店を回している
- 独立して9ヶ月。オープン当初は特に集客が大変で、自作のチラシを近所にポスティングしたり、知り合いのカフェや美容院においてもらって新規集客を努めた
- せっかく独立したにもかかわらず今のままではダメだと思い、売上をもっと伸ばして、スタッフを1人雇えるくらいにしたい
- パソコンはかなり苦手で操作が全く分からない機械音痴
- すぐではないが「妊活」を視野に入れている
現在、1周年を無事に迎えることができましたが、結果的に言うと、依頼されてから3ヶ月が経過し、当初から比べて、売上、リピート率も上がりましたが、まだ従業員を一人増やすまでは、もう少し先かな。。。
個人的にはもう少し安定してからにした方が、気持ち的にも安心するほどの状況です。。。。
ではこのアナログなマッサージサロンでどのようにしてリピート率を高め、売上を上げることができたのでしょうか。
前回のおさらいとして「お客さんの事をできるだけたくさん知る」「お客様にgiveしまくる」ようにアドバイスしましたが、この点に関してはこれを読んでいるあなたのサロンでもすぐに取り入れることができます。
むしろ取り入れるべきだと思います。お客様を喜ばせ、あなたとあなたのサロンを気に入ってもらい、繰り返しご利用頂く。このするお客様の数が増えるほど、もちろん売上が上がるのはわかりますね?
お客さんの事をできるだけたくさん知る
あなたはあなたのサロンの顧客様についてどれほどの事を知っていますか?
知っているのは、氏名、年齢、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、利用日時、前回受けたサービス内容、、、など一般的な顧客名簿の内容はもちろんのこと、そのお客様の趣味や最近よくハマっている事、よく行くお店、好物、家族構成、など個人的はことを細かく知っていると言ってくれることを期待しています。
また体のどんなところに悩みを持っているか、何に困っているか、どうなりたいのか、顧客様の事をこと細かくたくさん知る事が大切です。
お客様にgiveしまくる
顧客様の事を詳しく知る事ができたら、そのことに対して、あなたには何ができるか。
すべて把握し、できることに対してあなたからすすんで圧倒的にgiveしまくることです。
ここでいう圧倒的なgiveとは顧客のことをより詳しく知り、自分ができること全てを指します。
- 顧客は何に困っているのか
- 顧客は何を不便に思っているのか
- 顧客は何を好み、何を嫌うのか
- 顧客はどんな未来を手に入れたいのか・・・
決して割引するとう金額的な便宜ではありません。それ以外で、いかに顧客の手助けができるか。
徹底的に考え、自分ができる範囲での手助け、これがMarketing Gymが提案する「圧倒的なgive」です。
アナログなマッサージサロンがリピートしてもらう為に気をつけたこと
では、パソコンもできない、スマホにも疎いアナログなマッサージサロンを営むこのクライアントさんは、顧客様が更にリピートしてくれ、新しくきたお客様も繰り返し来てくれるように、何に気を付けたのでしょう。
これはクライアントさんと僕との会話のやりとりから生まれてます。初めから全て提案してしまうより、発見し、ひらめいて欲しかったので、様々な会話をしてコミュニケーションを取りました。
もし僕が一発で気にいるとすれば、自分の願いを叶えてくれるなら必ず行くね。実際に整体のクライアントさんのところでは必ずヒアリングの時に「首が。。。腰が。。。」ってガンガンいうし、それに対してプラスアルファの何かをしてくれるから、今では客としてずっと行ってる。もちろん割引してもらってお得だというわけでなく、僕の困ったをこのクライアントさんは助けてくれるんですよ。
なんか見えてきました。ってことはヒアリングやメニュー、コニュニケーションの仕組みを少し変えないと♪
こうして、このクライアントさんは気になった点を改善し、自分ができること全てを顧客、お客に与え続けた結果、3ヶ月経った現在では、着実にリピート率は向上し、着実に売り上げを伸ばしている要因の1つとなっています。
定期的に顧客はリピートし、更には勝手に宣伝してくれて新たな新規客も来店する・・・
この絵にかいたようなループが彼女のサロンの状態です。
びっくりするぐらいアナログな方法のみでもここまでたどり着けることができた事例ですが、おそらく、SNSやホームページ、ブログ、WEB広告などを使えば同じ3ヶ月でもより高い効果が得られたはず。
様々な観点からお客様を観察し、検証し、テストを繰り返し、自分のサロンに合った施策を行って売上を上げていくこと、これが大事です。
なお、このクライアントさんは自宅サロンのため、ランニングコストを極端に抑えることができるので、スピード感のないアナログな方法でもある段階までは売上を上げることができています。
しかし、月々の家賃が発生する、従業員が他にもいて人件費が発生するといった場合は、そうはいきません。
状況によってはこのスピード感では、追いつかない可能性は高いでしょう。