クライアントの事例

フリーヘアスタイリストとネイリストからなるシェアサロンの事例

一昔前と比べ現在では様々な業種のフリーランスが存在します。

今回はフリーのヘアスタイリストとフリーのネイリストがシェアサロンを用いて売上を上げた事例を紹介します。

 

コンサルティング前の状況

ヒアリング時に伺った状況として、共通の知り合いが管理しているシェアサロンを利用し、利用しているそれぞれのサービスを展開している。

各自独立前の顧客や知り合いなどを通じて、新規のお客様を取り込み、完全予約制として経営している。

それぞれFacebookページやInstagramを用いて新たな見込み客の獲得を試みているが、そこからの集客があまりうまくいっておらず、思い描く売上を得ていない。

相談内容

この2人のフリーランスはシェアサロンでのサロンワークの他、ブライダル関係の会社と提携しサービスを提供しているが、もっとシェアサロンでの収益を上げ、自分たちのサロンを持ちたいとのことでした。

この文章を読んでわかるように、現段階では新しい見込み客の集客方法が確立されておらず、安定した利益の確保ができていない状況です。

固定客を増やすために取り入れた月額定額制(サブスクリプション)

マーケティングジムのブログをよく見る方はご存知のように、安定した売上を手に入れるには、まず顧客を増やすことから始めなければいけないと伝えていることをご存知でしょう。

リピート率を高めて顧客を増やすには様々な方法がありますが、今回取り入れたのは月額定額制であるサブスクリプションによるサービスです。

サブスクリプション一択と言うわけではなく、でも選択肢として導入し、来店したお客様には一度提案することをルールとしました。

サブスクリプションサービス内容として、

  1. 「カット、シャンプー、トリートメント」
  2. 「+パーマ」
  3. 「+カラー」

の3種類です。特典として全てにヘッドスパのサービスが付いています。

また、ネイルの方のサブスクリプションサービス内容として、

  1. 「オフィスネイルコース」
  2. 「トレンドネイルコース」
  3. 他複数のコースを用意。

特典として全てにオフ、ネイルケア、ハンドケアのサービスが付いています。

特にネイルサービスに関しては、ヘアサロンと異なり、来店サイクルが早いため、サブスクリプションサービスの申し込みが多く、早期から顧客の囲い込みが実現しました。

両サービスとも、紹介特典をつけており、更にそこからも新規客の流入を確保しています。

>>集客出来ないネイルサロンの原因

サブスクリプションの注意点

今回取り入れたサブスクリプションの注意点がいくつかあります。

  • 支払いの仕組み
  • 価格の設定
  • サービス内容の設定

これらの設定を軽視すると必ずと言って良いほど失敗します。

利益とのバランス、スムーズな会計システムの構築は十分考慮したうえでの導入を検討しましょう。

コンサルティング開始から6ヶ月後の状況

ネイリスト

特にネイルサービスの顧客増加率が高く、サブスクリプションサービスの申し込みがかなり多いため、安定した売上を保ちながら徐々に伸ばしている状況です。

ヘアサロンサービスでは、新たに「トリートメント」の施策を加え、初回来店客のリピート率上昇を実現。

>>売上を上げる為に行うべき繰り返し来店する為のパッケージ戦略

両サービスを受ける顧客も増えて、相乗効果が現れています。

今回の売上の伸びもやはり「顧客の定着」。
売上が悪いとどうしても新規客を欲しがる方が多いですが、長期的に見ると顧客の売上の方が圧倒的に多く、しかも安定することが実証できました。

当クライアントはフリーランスでシェアサロンでしたが、もちろんサロンを構えている方も取り入れることは可能です。

施策の一つとして、ご検討頂だけたら幸いです。

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