エステサロンやリンパケアサロン、アロママッサージサロン、ネイルサロンなど比較的小規模なサロンのコンセプトの1つとして挙げることが多い「隠れ家サロン」。
弊社マーケティングジムのブログにも「隠れ家サロン 集客」というキーワードを用いて検索している方が多く訪れています。
この検索キーワードの検索意図として、以下でお困りでしょうか?
- 隠れ家サロンの集客方法にはどんな方法があるのか知りたい
- 隠れ家サロンとして経営しているが、新規客が少なくどう集客したら良いのか解らず困ってる
もし、あなたが前者の「どんな集客方法があるのか知りたい」のであれば以下関連記事をお読みください。
後者であれば、結論からして小規模の隠れ家サロンだろうと大規模のサロンであろうと集客方法自体はほとんど同じです。
もしあなたが後者の「どう集客すればよいか解らず困っている」のであれば、解説する内容を読み、参考にしてください。
隠れ家サロンとは
隠れ家サロンとは、大きく2つの意味を持っています。
- 立地条件問わず、正確な住所を公開せず、会員制や紹介制といったクローズドなサロン経営スタイル
- 目立つ立地条件でなく、ビルの上層階やマンションの一室、アパートの奥、自宅の一部などで営む小規模のサロン
1のクローズドなサロン経営スタイルは、外部に露出はせず、顧客の紹介だけで新規客を集客します。
客単価は他のサロンと比較してかなり高く、割引や特典もなく、施術者本人とスキルの質、サロンのサービスの質、サロン空間の質と4つでサロン全体の価値を高める戦略です。
一方、2は比較的小規模なサロンで、ビルやマンションの一室にひっそりと店舗を構えている環境から「隠れ家サロン」というサロンコンセプトの1つとして名付けている場合が該当します。
クローズドな経営スタイルの隠れ家サロンの集客方法
クローズドな経営スタイルの隠れ家サロンの集客方法ですが、言うまでもなく集客方法は「紹介」の一択です。
顧客ランクを高め、施術者、スキル、サービス、空間すべてのファンになるよう現顧客を育成していく他ありません。
育成された顧客はサロンのファンとなり、顧客と似た属性の友人や知人を紹介し、コツコツと顧客を増やしていきます。
顧客による集客は、クローズドな経営スタイルの隠れ家サロンではありませんが、以下関連記事をご参考ください。
小規模な隠れ家サロンで新規客を集客するには
小規模な隠れ家サロンで新規客を集客するには、まず、あなたがサロンのコンセプトとして設定したであろう「隠れ家サロン」をもっと精査する必要があります。

①隠れ家サロンの特徴を明確にする
まず、隠れ家サロンであるということでの特徴を明確にすることから始めます
現時点であなた自身が思い浮かべことができる隠れ家サロンの特徴をメモなどに片っ端から書き出してください。
また、あなたのサロンは隠れ家サロンであり、小規模なサロンでもある場合、小規模なサロンならではの特徴も合わせて書き出しましょう。
隠れ家サロンとしての特徴の例として以下があります。
隠れ家サロン・小規模サロンの特徴
- 住宅街や路地裏にひっそりと店舗を構えている
- 施術場所やベッドが少数
- スタッフ数が少ない
- 人の出入りが少ない
- 個人経営である場合が多い
- チェーン展開していない などなど
まだまだたくさんありますが、あなた自身が考えることが減ってしまうので、一旦ここで終わります。
単純なことで構いませんので、片っ端から隠れ家サロンの特徴をもう出ないまでアウトプットしていきましょう。
②特徴からあなたへのメリット・顧客へのメリットに変換する
隠れ家サロンの特徴を限界までアウトプットしたら、次は特徴からあなたへのメリットや顧客へのメリットに変換していきます。

他人に言われたらちょっと腹が立ちますが、自分自身に言い聞かせるので、良しとしましょう。なんかムカつくと感じるのであれば「ということは?」でも構いません。
- 「住宅街や路地裏にひっそりと店舗を構えている」→だから何?
- →人目に付きにくい→だから何?
- →誰もが知っているわけではない→だから何?
- →知る人ぞ知る特別感を味わえる→だから何?・・・・・
- 「施術場所やベッドが少数」→だから何?
- 一日の予約数に限りがある→だから何?
- →施術中他のお客様はいない→だから何?
- →人目を気にせず悩みや困っていることを相談しやすい→だから何?
- →施術担当者に自分のことをわかってもらいやすい→だから何?・・・
のように、「だから何?」を繰り返して自分に質問し、変換していきます。上記例はそのまま続けると顧客へのメリットになりそうな流れですが、これをあなたへのメリット目線でも変換することができます。
- 「住宅街や路地裏にひっそりと店舗を構えている」→だから何?
- →立地が悪いのでテナント料が安い→だから何?
- →ランニングコストを抑えることができる→だから何?
- →削減できた分広告コストに回すことができる→だから何?・・・
- 「施術場所やベッドが少数」→だから何?
- お客様一人の施術に集中できる→だから何?
- コミュニケーションが取りやすい→だから何?
- 少ない回数でも信頼関係を築きやすい→だから何?・・・
特徴からあなたへのメリットへ変換し続けることで、隠れ家サロン、小規模サロンならではの戦略のアイディアのヒントになります。
③メリットからベネフィットに変換し隠れ家サロンであることで与えることができる「価値」を見つける
「だから何?」を実際に試してみると途中で気づくと思いますが、特徴によっては1つの特徴に対して様々な答えが出てくる場合もあります。
更にそこから「だから何?」を繰り返し続けることで、もう何もでないもしくは「どこかで他のメリットと繋がる」ことがあります。
こうして、隠れ家サロンであることでの特徴からメリットへ、そしてあなたのサロンが隠れ家サロンであることでの「ベネフィット」を明確にしていきます。
隠れ家サロンであるベネフィット=「あなたのサロンが他のサロンと差別化できる強み」を見出すことができると共に、USPを発見することに繋がります。
結局隠れ家サロンの集客方法は何が良いわけ?
隠れ家サロンの集客方法についての記事なのに、一向に具体的な集客方法を教えてくれないと思うあなたへ。
冒頭でも掲載した関連記事を読んで頂くとわかるように、隠れ家サロンの集客方法は正直いくらでもあります。
- ホームページ
- ブログ
- Googleビジネスプロフィール
- 各種WEB広告
- チラシのポスティングや折り込み
- ブラックボード
- 紹介など
私たちマーケティングジムが伝えたいのは見込み客は「ただ隠れ家サロン」と謳うだけでは、あなたのサロンの魅力がわからず、数多く存在する他社と比較して、「私はこのサロンに行ってみたい」というあなたのサロンを選ぶ決定的な理由がないということです。
そのため、本記事では隠れ家サロンであることでの特徴、メリット、ベネフィット、価値、USPへ変換し、「あなたのサロンの魅力を引き出す」ことを最優先したわけです。
④現在取り入れているメディアすべてにあなたのサロンの魅力を提示する
あなたは現在、少なからずいくつかのメディア(媒体)にて、あなたのサロンに関することを露出しているはずです。
それらすべてのメディア、つまり見込み客の目に入る全てのメディアにて、今回見出したあなたの隠れ家サロンの魅力を提示します。
一旦提示したら、次のステップへ進みます。
⑤顧客・他社・自社の3方向から分析し集客方法を選定する
上記関連記事にあるように、顧客、他社、自社の3方向から分析し、あなたの隠れ家サロンに合った集客方法を決めます。
集客できないと悩んでしまうのは、魅力や価値を見出せていない、強みもわかっていないまま「ただ集客の方法だけを取り入れてしまう」からです。
これまで様々なビジネスジャンルのコンサルティングを行ってきましたが、多くはこれが原因です。
ですが、本記事にたどり着き、最後まで読んだあなた。あとはこの記事通りに改善していけば、必ず今より集客できます。
あとは一定期間ごとにPCDA(計画、実行、評価、改善)を行い、あなたのもとへたくさんの新規客が訪れるよう最適化を続けることを強くオススメします。
また、無料集客だけにこだわらず、積極的にオンライン(WEB)広告、オフライン広告(チラシやDM)など有料集客を取り入れ、新規集客数を加速させましょう。
サロンのマーケティング、集客、セールスに関してのお悩みやその他何かお悩みであれば、積極的にお問い合わせ下さい。
例え小さな隠れ家サロンでもマーケティングの力で「隠れ家サロンなのに隠れていない」状態に私たちマーケティングジムはあなたとサロンをのし上げます。