飲食サービス業界の中でも、近隣エリアに競合他社がひしめき合うカフェ。
カフェ経営者が抱える大きな悩みの1つとして挙げられるのが「どうしたら定期的に来店してもらえるか」です。
定期的な来店施策の1つとしてクーポンを提供している方も多いようですね。
「クーポンによる集客」について4件のマーケティングジムにお問い合わせのうち3件の方に詳細と許可頂いたので、皆さんにもシェアしようと思います。
今回は個人経営のカフェを対象にした記事ですので、もし該当する方がいたらついでに読んで頂けると幸いです。
カフェ集客に悩むオーナー様の共通点
・夫婦または少人数スタッフ(オーナー含む)個人経営カフェ
・クーポンで集客したい
・広告予算があまりなく、出来るだけ安いコストで集客したい
・ブログやInstagram、Facebookにて集客を試みたが、効果なし
上記がお問い合わせ頂いた3社の共通した状況です。
3社とも共通して「クーポン」で集客したいとの事でした。
集客ツールの選定として全然良いと思います。
また、3社ともご好意で今回の施策に対しての結果のデータを頂けるという事でしたので、それは別記事にてご紹介します。
カフェ集客に使えるクーポンのアイディアとコツ
アイディア言っておきながらも、アイディアというほど変わったことはしませんけど・・・・。
クーポンのデザインおよび特典に関してにいくつかポイントがありますのでご紹介します。
どんどんパクッてあなたのカフェのクーポンに使ってください。
1.来店する時間帯別でクーポンの特典内容を変える
せっかく作って配るクーポンをより効果的にする為に押さえるべきポイントとして、「来店する時間帯別でクーポン内容を変える」ことです。
デザインを外注する際にコストはかかりますが、テストの結果含め1デザインよりも効果的です。
「お客様があなたのカフェをどのように利用しているか」
にポイントを当て、それがモーニングタイムや、ランチ、それ以降のアイドルタイム、ディナーというようにそれぞれの目的によって差し上げるクーポンの特典内容を変えます。
1度の来店では必ずしもそうとは限らない場合もありますが、接客時のコミュニケーションでこっそり確認してみたり、利用した時間帯でまずは1度試してみましょう。
2.カフェ集客に効果的なクーポンの特典内容
最も効果的なのは「〇〇%OFF」といった割引クーポン、ついで「コーヒー1杯無料やプチスイーツ無料」といった無料提供クーポンです。
過度な割引はお店のイメージを損なう場合もあるかと思いますので、割引率や内容は各お店で検討してください。
結果的には高い割引率の方が反応が良いという事です。
3.カフェ集客に効果的なクーポンのデザイン(アナログクーポンの場合)
クーポンのデザインのポイントとして、「表を名刺デザイン」「裏を特典とSNSの情報」の両面タイプのデザインにすることです。
他の飲食店と比べ、特にカフェ客はオシャレ要素が強い傾向がありますので、SNSの情報は載せておきたいところ。
一面にドカッと特典を載せなくても大して反応の差はありません。
また、名刺デザインにすることで財布から捨てられにくくなるのもポイントです。
ありったけの情報を載せるのではなく、適度に余白を残すようにしましょう。
また、クーポン自体のサイズとしても「名刺サイズ」91mm×55mmと、「ハガキサイズ」のビラ型クーポンでは名刺サイズの方が良い結果が生まれます。
恐らく先程挙げたように捨てられにくいのが理由でしょう。確かにハガキサイズ状のものは畳んでバッグにポイっとし、後で捨てがちですしね。
ただし、紙媒体のクーポンはデジタルが当たり前となった現在では、年々厳しいものがあります。
可能であれば、デジタルなクーポンの導入を検討ください。
4.違う時間帯での再来店を狙わない
4つ目のポイントとして、昼間来店する客にディナー用のクーポン、ディナー客にランチ用のクーポンを配らないことです。
気持ちはわかりますし、いう事を聞いてくれなかった弊社のカフェのクライアントさんもそうしましたが、ビックリするほど効果はありません。
私が1つ目のポイントとして紹介した「来店する時間帯別でクーポン内容を変える」のはこれに繋がります。
飲食店の中で特にカフェ業態は統計を取ると同じ時間帯に再来店する傾向があります。
私が挙げた「お客様があなたのカフェをどのように利用しているか」に付随するのは、統計や弊社クライアントでも当てはまるケースが多かったからです。
取り入れるだけでは絶対ダメ!クーポン集客は効果測定必須
たまたまこの記事にたどり着いたあなたへ。
売上を安定、向上させるにはどの業界でもやはり「既存客を増やす」ことです。
カフェの既存顧客を増やす(リピートを増やす)施策としてクーポンを導入することは良いですが、導入してそこで満足する程度なら最初からやらない方が良いのでは?と私は思っています。
クーポンを配布し、クーポン毎の効果測定を行い、反応が悪ければ改善し続けることが大切です。
「クーポンを作って配布する」という行動で満足して終わり…この様な行動の癖がある方はお気を付けください。(何をやっても結果は見えています。
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