これまで、Googleは数多くのアップデートを繰り返し、検索アルゴリズムを更新してきました。
WEB担当者にとって、SEO対策と合せてGoogleのアップデートの内容を把握することは必要不可欠です。
今回はWEBを担当して間もない初心者の方や、Googleのアップデートをいまいち理解しておらず、不安な方向けに、これまで行われた主なアップデート内容を紹介します。
WEB担当者は覚えておくべきこれまでに行われたGoogleのアップデート
現在ではこまめにアップデートしてるものの、以前は不定期でアルコリズムを更新していました。
これまで行われた大きなアップデートは以下となります。また、各アップデートがどういったものなのかも合せて解説していますので、理解できていない方は特に確認してください。
- ペンギンアップデート
- パンダアップデート
- モバイルフレンドリーアップデート
- アウルアップデート
- スピードアップデート
- コアアルゴリズムアップデート
ペンギンデートとは
ペンギンアップデートとは正しいウェブサイトの改善を行わず、ただ検索順位を上げるために行う自作自演のリンクや、購入した有料リンクなどを貼るような小手先のテクニックを用いて対策したウェブサイトに対してペナルティを与えることを指します。
2012年と2013年にそれぞれ2回、2014年に1回、2016年にさらにペンギンアップデートを更新した後現在では不定期に行われています。
パンダアップデートとは
パンダデートとは低質なコンテンツの順位を下げ、検索ユーザーにとって有益とみなされる高品質なコンテンツの表示順位を上げるアップデートを指します。
低品質なコンテンツとはオリジナリティのないコピペしたような記事、ツールを使って自動形成された記事などを指します。
ちなみにパンダアップデートは2012年に1回行われ、翌2013年には自動アップデート化されていますので現在でも随時行われています。
つまりあなたがコンテンツの作成の際に参考にしている他社のサイトの内容をそのままコピペ してしまうとこのパンダアップデートに引っかかり検索順位を下げられるというペナルティを受けるということです。
モバイルフレンドリーアップデートとは
モバイルフレンドリーアップデートとはモバイルユーザーに対して利便性の高いサイトに対して高い評価をするというアップデートです。
2015年、2016年に行われたこのモバイルフレンドリーアップデートの背景には現代におけるスマホやタブレットの需要がパソコンを上回る状態によるものです。
その名の通りパソコン、スマホの両方に対応するレスポンシブデザインのウェブサイトの方が評価される内容です。
最近ホームページやブログを新たに立ち上げたりリニューアルされた方にとってはあまり関係ありませんが、2015年以前に作成したメディアに関しては両ディバイスに対応しているレスポンシブデザインになっているかどうかで左右されます。
これまでにあげたようなペンギンアップデートやパンダアップデートほど強烈な変動は受けないにしろ、ユーザーファーストの理念に反しますので、古いサイトはリニューアルすることをお勧めします。
アウルアップデートとは
2017年に行われた通称アウルアップデートは極端に広告比率が高すぎるWebサイトや、人や国歴史に対して批判しているような攻撃的なサイトに対して行われたアップデートを指します。
このアップデートにより信憑性の高いサイトは強化され逆に低いサイトに対しては評価を低くするというものです。
スピードアップデートとは
2018年の7月に行われたスピードアップデートは、モバイルページの表示速度を評価に取り入れるというものです。
年々パソコンよりもスマートフォンやタブレットからの検索数が増えているため、表示速度の速いウェブサイトに対して評価するこのスピードアップデートも、ユーザーファーストと言えるでしょう。
コアアルゴリズムアップデートとは
記憶に新しい2018年8月に行われた Google のコアアルゴリズムアップデート。このアップデートにより大きく順位に影響を及ぼしたサイトが多数あります。
弊社マーケティングジムでもサイトのリニューアルや見直しの依頼が激増しました。
このアップデート以来、 Google の評価はより厳しくなります。
つまりその場しのぎのコンテンツは全く相手にされないものとなりました。
またより印象的なのはYMYLをGoogleが重視し始めたことです。
YMYLとは「 Your Money Your Life」の頭文字を取ったものです。
Your Moneyに該当するものは税金や保険、銀行、不動産、 FX、 株や証券など主にあなたのお金に関することです。
また、Your Lifeに該当するものは病気や栄養、美容関係、法律などあなたの生活に関することを指しています。
このコアアルゴリズムアップデートはあなたのお金や生活に関する正しい情報を上位表示し、ユーザーに提供する目的です。
さらに GoogleはYMYLに加え、専門性・権威性・信頼性の高いサイトを評価することとします。
これを expertise(専門性)、 authoritativeness(権威性)、trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ってE-A-Tと呼びます。
このE-A-Tの採用により、より専門性の高いコンテンツ、 医者や弁護士など権威のある人が発信する権威性の高いコンテンツ、国や行政のコンテンツなどを発信する Web サイトが評価されることになります。
しかし勘違いして欲しくないのは個人的なサイトが全く評価されないことではなく継続的に専門性、権威性、信頼性の高いコンテンツを発信しているサイトに関してはこれまで通り高く評価します。
信頼性の部分に関してはかかることが困難ではありますが、被リンクを多く受けているコンテンツやサイト、サイテーションを多く受けているサイトは信頼性が高いとみなされる可能性があるため、私達一般的なサイトはこれらの対策も怠ってはいけません。
最後に
Googleは2018年のコアアルゴリズムアップデート以来、アルゴリズムのアップデートを頻繁に行っています。
WEB担当者は常にGoogleのアップデート内容を意識すると共に、絶えず「ユーザーファースト」を強く意識したコンテンツ作成を続けていくことが大切です。