2019年時点で、LINE公式アカウントの登録数約37万店舗。
LINE自体の国内の月間アクティブユーザー数9,600万人(2023年12月時点)と人口の半分以上が利用しているLINEをマーケティングツールとして活用するほかならないと思います。
日本国内SNSの月間アクティブユーザー数(MAU)一覧
以下、日本国内でのSNSの月間アクティブユーザー数の一覧です。
発表時期が異なるため、あくまでも参考の1つとして捉えてください。
また、総登録者数ではなく、1ヶ月間で1回以上利用があったユーザー数ですのでお間違えなく。
SNS | MAU(万人) | 発表時期 |
LINE | 約9600 | ’23/12 |
YouTube | 約7000 | ’22/10 |
X | 約6658 | ’24/01 |
note | 約4573 | ’23/05 |
約3300 | ’19/06 | |
約2600 | ’19/07 | |
Tik Tok | 約1690 | ’21/10 |
約870 | ’21/08 |
業種によって変動はあるものの、国内の主要SNSの中でアクティブユーザー数、ユーザー数共にダントツであるLINE。
国民にとって身近なツールを使ってビジネスに活かすとすれば、LINE公式アカウントを使うに他ならないと感じはしませんか。
LINE公式アカウントの特徴
顧客へのアプローチ手段として、メールやDMなどがありますが、開封率やコンバージョンを比較しても桁違いのLINE公式アカウント。
ユーザーが気軽に見れるだけでなく、PRページやクーポン機能などをうまく使えば、あなたの店のマーケティングツールとして充分役立ちます。
また、月額無料のコミュニケーションプラン、月額5000円のライトプラン、月額15000円のスタンダードプランと1つの料金プランがあります。
LINE公式アカウントの使い方と機能
では特にリピート客に効果的なLINE公式アカウントの機能や使い方にはどのようなモノがあるかを紹介したいところですが、すでにLINE公式アカウントとは?LINEとの違いや利用料金と主な機能一覧【初心者向け】でも挙げていますので、その中でも特に使うべきモノを中心に紹介します。
1.友達追加時のあいさつメッセージ機能
あなたのLINE公式アカウントに登録したお客様に対して、この「あいさつメッセージ」の機能を活用しましょう。
メッセージやクーポン、画像などを前もって登録しておき、友達追加時に自動でお客様のLINEに配信される機能です。
この機能を用いて次回来店時に使えるクーポンを配信しておけば、登録したお客様に対してファーストアプローチをする手間が省けると共に、リピート対策の1つが完結します。
賢くLINE公式アカウントを使いこなすポイント①
メッセージに「メッセージが届きましたら折り返し何かスタンプを送信して下さい」
このポイントを押さえることで、チャット(1対1のトーク)機能が即使えるようになります。
※チャット(1対1のトーク)機能はお客様からのトークが始まらなければ使えず、初めはこちらから個別にトークを開始できないため
こうすることで、これ以降あなたとお客様間でアプローチが可能となりますので、いつでもコミュニケーションが取れるようになります。
賢くLINE公式アカウントを使いこなすポイント②
友達追加時のあいさつに「次回来店しないと損だ」と感じるような強烈な特典を付けたクーポンを配布する。
こうすることで、手渡しの次回来店時に使えるクーポンや、顧客リストに登録したメールアドレスに送るメールに添付したクーポンよりも劇的に効果があり、再来店率も大幅に上がります。
また、1対1トーク機能を使って後日に来店を促すメッセージも送ることができるため、これまで苦戦していたリピート率の向上にも役立つでしょう。
コンセプトやブランディングの妨げとなる場合は、クーポンを獲得するためのLINE公式アカウントという立ち位置は避け、別の理由を作りましょう。
クライアントの事例
ここでLINE公式アカウントを採用している弊社マーケティングジムの事例をいくつか紹介します。
居酒屋のLINE公式アカウントを使ったリピート対策事例
クライアントさんの場合、契約上マーケティングを私が代行している為、実際は私自身が行っていますが、ここの居酒屋では先程の「友達追加時のあいさつ」で次回来店時あなたの御飲食代無料クーポン(3名以上来店時)を配信しています。
期限切れ1週間前に再度めせーJにてアプローチをかけ来店を促します。
美容院のLINE公式アカウントを使ったリピート対策事例
一方美容院のクライアントさんの場合、居酒屋のクライアントさんと同様、あいさつ時にメッセージとクーポンを配信
。クーポン内容として、以前紹介した美容院の新規客からリピートし定着してもらう方法(施策例)でも採用した「1か月間トリートメント何回でも無料」を用いて、リピート対策に使っています。
リンク記事内でも書いていますが、このトリートメント施策は、新規客の定着率をかなりの確率で上げる方法の1つとしその他のクライアントさんにも行ってもらっています。
リピート対策のツールの1つとしてLINE公式アカウントを活用
これまでに挙げたLINE公式アカウントの賢い使い方はいかがでしたか?
お気付きの通り、「お友達追加時のあいさつメッセージ」と「メッセージ」「クーポン」「チャット」機能とたった4つの機能を組み合わせただけでもこのようなマーケティングの展開が可能です。
より効果的にLINE公式アカウントを用いてリピート対策を行うためにも
- LINE公式アカウントの目的と目標
- リッチメッセージ、リッチメニューの考案
- イベント企画とクーポン企画
- 一定期間のテスト含め、PDCA
は必ずプランニングを前もって行う、その場しのぎの運用は避けて、計画的に運用しましょう。