クライアントの事例

アパレルセレクトショップで売上を上げる為に辞めたこと始めたこと

あるエリアでアパレルのセレクトショップを営むクライアントさんの事例です。

お問い合わせフォームより、数か月前から何度かご相談頂いた後、オンラインコンサルにてご契約を頂いてます。許可範囲内で情報をシェアしますが、契約上詳しく表示できない点に関してはご了承の上お読みください。

アパレルセレクトショップで売上を上げるために辞めた事

①意味のないSNSの運用を辞めた

②アクセスの無いブログを辞めた

③ただ作業でしかないECサイトの1つを辞めた

④反響がなくただのセールスメルマガを辞めた

ヒアリング、内部分析を終えた後、上記4つを辞めて頂きました。辛口ですが、拝見したところ「今までのやり方では無駄」です。

①の意味のないSNSの運用について

ヒアリング時に展開していたSNS「Facebook」「Instagram」「Twitter」のうち、Twitterに関してはアカウントごと削除してもらいました。

twitterのアカウント削除の理由として、直近半年のフォロワー増加数、現フォロワー数、インプレッション、現顧客、新規客の流入利用を考慮した結果、運用の重要性がない為です。

\その悩み、打ち明けてみませんか?/

合せてFacebook(ページ)のFacebookページ自体の打ち出し、投稿内容の見直しを図ると共に、無駄な投稿を削除、クライアントの店のブランディングの見直しを行いました。

また、Instagramの運用に対しても、投稿内容のバランス、ハッシュタグの選定の見直しを図り、あくまでも売上を上げるために行うSNSマーケティングとして機能するようにプランを立て、テストを繰り返して最適化を図っています。

そもそも他城主と比べトレンド性の高いアパレルでは、SNSの運用は不可欠ですが、ただ運用すれば良いというわけでないのは充分承知のことでしょう。

今回の契約を機にSNS運用を全体的に見直し、再び開始しています。もちろんアカウント自体はこれまでのフォロワーがいますので、継続しています。

 

②アクセスの無いブログを辞めた

設立当初からアメブロを利用していましたが、これもただの日記になっている状態でしたので、今回を機に投稿を辞めていただきました。

SNS同様、アクセス数、検索流入数など基本的な数字の他、記事内容も含め検討しての判断です。

また、設定しているにもかかわらず、Googleアナリティクス、サーチコンソールの活用をしていませんでした。

③ただ作業でしかないECサイトの1つを辞めた

アパレルのセレクトショップだけでなく、現代ではECサイトの運営は必須。特に個人や小規模のショップを経営している方ならなおさらのことです。

実店舗の売上だけでは、思うように売れないのは設立当初から感じている事でしょう。

当クライアントも複数のECサイトを運営していましたが、1つのECサイトはただ商品をコピペして出品しているだけで、デザインの更新、SEO対策もほとんど行っておらず、売上も月数万円程度のものでしたので、作業削減のため、更新時期に辞めていただきました。

 

④反響がなくただのセールスメルマガを辞めた

ECサイトで登録しているお客様に対して、月に1度メルマガを配信していましたが、内容がただのセールスのみのメルマガ、そして配信してもその後の計測を怠っており、全く意味のない状態でしたので、こちらも辞めていただきました。

 

ここまでの①~④の項目で辞めていただいたことに関して、気付くことはありますか?

いろいろな施策を試みているように見えますが、非常に残念なことに「仕事をしているつもり」の状態です。

忙しい、忙しいと言いながらも実際には売り上げは上がっていない。

酷なようですが正直それは単なる自己満足に過ぎません。この状態を繰り返し、ただ売り上げは伸びない、年齢は重ね、体力は落ち、次世代のスタッフも育成できず、だらだらと時間だけが過ぎていく。

このような状態の店は個人経営のアパレルに限らず、様々な業種でもいます。そのうちいくつかの割合で、ご相談を受けますが、私が共通して言えるのは「これまでの心構えのままで経営するなら契約はしない」ということです。

これまで様々な業種の方と一緒に仕事をさせて頂きましたが、売上が上がる方の共通点、売上が上がらない方の共通点があり、売上が変わる方は、ヒアリングやコンサルティング後に心を入れ替え、「即動力のある方」と「PDCAサイクルを素早く回せる方」に変われるか否かです。

つい先日、6ヵ月契約を結んでいるとあるアパレル会社(個人)との契約を途中で打ち切らせて頂きました。

やる気のない方と仕事をするのは双方にとって時間とお金の無駄となりますので、容赦なく断らせて頂いています。

逆に本気で売上を何としてでも挙げたい方に時間を費やし、売上の回復、向上の手助けをした方が双方にとって有意義です。

 

アパレル 売り上げ 下がる

アパレルセレクトショップで売上を上げるために始めたこと

さて、これを読んで頂いている方は先程のような残念な心構えでないことを願いながら次に移ります。

要らないもの、足を引っ張っているものをそぎ落としたら、プランニングから再度始めていきます。

これまでに辞めてものの大半は、本当は必要なものです。正しくは一度見直し、精査するということです。

 

①ECサイトの見直し

現段階でのECサイトの分析から始め、ブランド構成、カテゴリー構成、バナーのデザインはもちろんですが、残した2サイト分の独自ドメインを取得し、これまで使用していた共通ドメインからリダイレクトします。

また、これを機にデザインも見直し、共通性のないデザインからシンプルで見やすく使いやすいデザインに一新。

シューズの構成も多かったので「ヤフオク」も個人IDで出品を始めてもらいました。

※特にシューズは売れる商材です。ストアで出品でなく、個人IDでも月に100万円くらいまでは売れますのでやっていない方は新たな販路としてオススメします。

 

②ブログの見直し

これまで行ってたアメブロの日記レベルの運用から、ワードプレスに移行。

投稿内等自体も見直し、コンテンツマーケティングとして成り立つよう、プランニングから始めました。

これまではただのお知らせ、日記レベルのコンテンツから、キーワード選定、見込み客の為になるコンテンツへとランクアップすべく、ミーティング外でも添削しライティングスキルも学んで頂いています。

 

③店頭客の顧客リスト

驚いたことに、店頭顧客リストが存在していませんでした。かなり衝撃です。

こういったざっくりと肌感覚での経営は、遅かれ早かれ必ず売上に困る日がきます。リストがないということは、店頭顧客の情報がない、いつでもアプローチ出来ないということです。

SNSで連絡が取れるから良いとも言っていましたが、それはほんの一部の顧客のみです。

全客フォローしていないのはフォロワー数、そして店頭でのSNSのフォローを促す接客がないので当然です。

今回を気に顧客リストの作成の徹底、SNSのフォローの促しを徹底してもらっています。

ある程度のリストが貯まらないことには、メルマガすら打てませんしね・・・。

 

最後に

今回の記事はヒアリング後、コンサル後に辞めてもらったこと全部と始めてもらったことの一部です。契約上省かせて頂いた項目は多数ありますのでご了承ください。(この程度で売上が上がるのなら皆さんボロ儲けです・・・)

だらだらと結果を追求せず、行っているタスクはありませんか?これを読んだら早速現在行っているタスクの精査、リプラインニングをお勧めします。

 

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