2018年時点で、LINE公式アカウント(旧LINE@)の登録数約21万店舗。
LINE自体の国内の月間アクティブユーザー数7300万人と人口の半分以上が利用しているLINEをマーケティングツールとして活用するほかならないと思いますが、公式アカウントを取得している大企業やプロプランを使っている大・中規模の企業は別として、小規模の店舗ではいったいどれほどの数の店がこのLINE公式アカウントを使いこなしているのでしょうか。
SNSユーザーの特徴
日本国内のSNSにおける年代別ユーザー数をみると、Facebookでは月間アクティブユーザー約2800万人、ユーザー数は40代が約750万人、次いで30代が約630万人、50代、60代がそれぞれ約590万人その他は大幅に低い傾向にあります。
Instagramでは月間アクティブユーザー約2000万人、ユーザー数は20代が約500万人、次いで30代が約460万人、40代が約450万人、その他は大幅に低い傾向にあります。
一方、LINEでは月間アクティブユーザー約7300万人、ユーザー数は40代が約1300万人、次いで30代が約1140万人、20代が約990万人といった具合です。
これとあなたのビジネスの客層とを比べてみてどう感じるでしょうか。
業種によって変動はあるものの、国内の主要SNSの中でアクティブユーザー数、ユーザー数共にダントツであるLINE。
国民にとって身近なツールを使ってビジネスに活かすとすれば、LINE公式アカウントを使うに他ならないと感じはしませんか。
LINE公式アカウントの特徴
顧客へのアプローチ手段として、メールやハガキなどがありますが、開封率やコンバージョンを比較しても桁違いのLINE公式アカウント。
ユーザーが気軽に見れるだけでなく、PRページやクーポン機能などをうまく使えば、あなたの店のマーケティングツールとして充分役立ちます。
様々な機能がある中、使いこなせていなかったり、途中でInstagramに浮気したり、最初は意気込んでいたものの途中で放置したりと結局利用しない方ほど、「〇〇リピートを増やす」「◆◆集客の仕方」「売上が下がる」などと検索して売上向上の方法を模索している傾向にあります。
まずは、以前に紹介した記事「押さえておきたいLINE公式アカウントのプラン別料金と機能」や弊社マーケティングジムが無料で配布している「LINE公式アカウント使い方マニュアル」を参考にして、是非この機会にあなたの店のマーケティングツールに採用してみてはと思っています。
ベーシックプランでは月額5400円とランニングコストも少なく、機能や使い方さえ覚えれば、専門知識が無くても充分あなたの店にとって非常に有益です。
LINE公式アカウントの使い方と機能
では特にリピート客に効果的なLINE公式アカウントの機能や使い方にはどのようなモノがあるかを紹介したいところですが、すでに「押さえておきたいLINE公式アカウントのプラン別料金と機能」や「LINE公式アカウント使い方マニュアル」でも挙げていますので、その中でも特に使うべきモノを中心に紹介します。
1.友達追加時のあいさつ機能
あなたのLINE公式アカウントに登録したお客様に対して、この「友達追加時あいさつ」の機能を活用しましょう。メッセージやクーポン、画像などを前もって登録して置き、友達追加時に自動でお客様のLINEに配信されます。
この機能を用いて次回来店時に使えるクーポンを配信しておけば、登録したお客様に対してファーストアプローチをする手間が省けると共に、リピート対策の1つが完結します。
賢くLINE公式アカウントを使いこなすポイント①
このポイントを押さえる事で、1対1トーク機能が即使えるようになります。(※1対1トーク機能はお客様からのトークが始まらなければ使えず、初めはこちらから個別にトークを開始できない為)
こうすることで、これ以降あなたとお客様間でアプローチが可能となりますので、いつでもコミュニケーションが取れるようになります。
賢くLINE公式アカウントを使いこなすポイント②
こうすることで、手渡しの次回来店時に使えるクーポンや、顧客リストに登録したメールアドレスに送るメールに添付したクーポンよりも劇的に効果があり、再来店率も大幅に上がります。
また、1対1トーク機能を使って後日に来店を促すメッセージも送ることができるため、これまで苦戦していたリピート率の向上にも役立つでしょう。
クライアントの事例
ここでLINE公式アカウントを採用している弊社マーケティングジムの事例をいくつか紹介します。
居酒屋のLINE公式アカウントを使ったリピート対策事例
クライアントさんの場合、契約上マーケティングを私が代行している為、実際は私自身が行っていますが、ここの居酒屋では先程の「友達追加時のあいさつ」で次回来店時あなたの御飲食代無料クーポン(3名上来店時)を配信しています。
もちろん、メッセージには先程ポイントとして挙げたことを記載して配信している為、期限切れ1週間前にメッセージにてアプローチをかけ来店を促します。
美容院のLINE公式アカウントを使ったリピート対策事例
一方美容院のクライアントさんの場合、居酒屋のクライアントさんと同様、あいさつ時にメッセージとクーポンを配信。クーポン内容として、以前紹介した「美容院の新規客からリピートし定着してもらう方法」でも採用した「1か月間トリートメント何回でも無料」を用いて、リピート対策に使っています。
リンク記事内でも書いていますが、このトリートメント施策は、新規客の定着率をかなりの確率で上げる方法の1つとしその他のクライアントさんにも行ってもらっています。
リピート対策の手段に!LINE公式アカウント
これまでに挙げたLINE公式アカウントの賢い使い方はいかがでしたか?
お気付きの通り、「お友達追加時のあいさつ」と「メッセージ」「クーポン」「1対1トーク」機能とたった4つの機能を組み合わせただけでもこのようなマーケティングの展開が可能です。
より効果的にLINE公式アカウントを用いてリピート対策を行うためにも
- LINE公式アカウントの目的と目標
- リッチメッセージ、リッチメニューの考案
- イベント企画とクーポン企画
- 一定期間のテスト含め、PDCA
は必ずプランニングを前もって行う、その場しのぎの運用は避けて、計画的に運用しましょう。