資金がないから儲けられないという人は、たとえ資金があっても儲ける事は出来ないbyダン・S・ケネディ
とある小さな居酒屋を営む店主。
3年前から徐々に売上が下がり、出会った頃は毎月毎月ギリギリでやっていくのが精いっぱい。
お世辞にも儲かっていないオーラ全快の店の雰囲気と、下降してから徐々に低くなるサービスの質。
資金がないからもう儲ける事が出来ないのか?それは少し違う気がします。
様々な要因が積み重なり、負のスパイラルへ。
改善せず、そのままにしておけば、もしかしたらそのまま・・・。
V時復活するまでの試み
こういった場合、まずはどのような事からするべきでしょうか?
並行して行えることはもちろん同時進行で。なぜならただでさえその日暮らしの状態。
コストをかけ、それが長期に亘れば更に経営を圧迫しかねない。
そこで行ったマーケティングジムの施策の1部を抜粋して紹介します。
①看板を変える予算が無かった為、店頭に設置したもの
日替わりや曜日別サービスを示すブラックボード(キャッチコピー付き)
店頭に設置するブラックボード(立て看板)。
飲食店にとどまらず、様々なジャンルのお店の店頭に置いているのをよく見かけます。目的はもちろんブラックボード(立て看板)を見て来店してもらうこと。
すでに設置している方、その効果はいかがでしょうか?
ただ毎日書いて設置するだけのルーティンワークになっていませんか?単なる作業になっているのであれば、今すぐ考え方を変えて、売れるために改善することをおすすめします。
店頭のブラックボードやPOP1つ変えるだけでも、来店率が上がったクライアントは多くいます。
別ジャンルですが集客出来ないネイルサロンの原因を読んで参考にしてください。
②年季の入った店内で活かすものと変えるもの
せっかくのレトロな雰囲気というか、昔ながらの居酒屋の雰囲気は残しつつ、オススメメニューをピックアップした複数種類のPOPを店内の壁に貼り付けました。
③※※回の来店で貯まるポイントカードを作成(ビッグオファー付)
ただでさえリピート客がほとんどおらず、下手すりゃ店の名前も思えられていないほどだった為、まず改めて店の名前と存在を覚えてもらう、且つ少しでもリピートしてもらうきっかけにと作成。
目的は早期リピート率を少しでも上げ、定着に繋げる事です。今回の事例としては、かなりお得な特典を付け試しました。
※LINE公式アカウントの導入の了承を得たため、後にLINEのポイントカードに変更しています。
④利益の取れるメニューの作成
店主と打ち合わせを繰り返しできたオススメメニューの1つ。そして、連携したPOPや徹底した接客トーク。
「じゃあ頼んでみよう」と高い確率で頼むお客様を増やす為の仕組みを作っていきます。
⑤SNSウケ(インスタ映え)の良いパンチのあるメニューの作成
これは完全にパフォーマンスメニュー。でも思わず写メを取りたくなる、人に見せたくなる様なユニークなメニューの作成。
参考記事
⑥メリハリのあるわかりやすいメニュー表を再度作成
少人数で営んでいる為、店内の状況によってはお客様次第のオーダーに頼ってしまう為、初めからこれとこれは頼んで欲しいというメニューはもちろん目立たせる。
参考記事
⑦スタッフが足りない状況時に役立つドリンクの仕組み
特にビールが一番出る為、店主が調理から手を離せない場合、追加ドリンクを大きく待たせる。それを逆手にとったサービスの考案。
⑧月に2度来店してもらうリピートの仕組み
あることを試したところ、そのうちの2割がその月に再来店。
契約当時はありえないことが、徐々に起こり出す。
参考記事
⑨材料のロスを少しでも減らす為の施策
ある曜日に、「プチイベント」として謳い、その日に一気に仕入・消化。
プラス店主と考えた「それ、いいね」を採用(ヒミツ)
⑩クーポン誌や広告は一切使わない
使う予算もありませんでしたので、、、、それでもやろうと思えばやれる事を実証。
⑪・・・・まだまだ続く。
状況が状況の為、大それたことはいきなりせず、徐々に。最初は小さく、そして余裕が出来てきたら少しずつ大きく。
3年前の売上ベースに戻るまであと少し。V時復活の時は祝杯を上げたいものです。
もちろん売上が戻ったら、次は更に伸びるように仕掛けますが、、、、。
まずは回復、復活を目標に!!!
特に小規模、低予算で売り上げにお困りの方、ご気軽にまずはお問い合わせください。
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